桜の開花と新年の幕開け - うちな~んちゅになりたくて沖縄 (original) (raw)

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もまた、沖縄にて新年を迎えたわたし。初詣に沖縄成田山へ行ったり、重要文化財に指定されている「中村家」を見に行ったり、お世話になっている本部のお家へ新年のご挨拶に行ったりと、少し長めのお正月休みをけっこう満喫した。

驚くなかれ、本部町の八重岳では、もう桜がちらほらと咲いていた。12月が例年より比較的暖かくて、年末年始がぐっと寒くなったから、早く花開いたのだとか聞いた。とにかく、本部のお家まで車を走らせている途中、どちらかというと沈んだ色味の景色の中に、チラホラと花開く桜を発見したときは、思わず顔がほころんだ。今年で3回目の桜鑑賞になるが、梅と見まがう色の鮮やかさには何度見ても圧倒される。木によって咲く時期が違うそうなのだけれど、ぜひ一斉に満開となってほしいなぁ。

もうすぐ桜祭りが開催となるから、毎年お店を出している本部のお家は大忙しだろう。奥さんがお店で販売する予定というお手玉をいただいたので、実演して見せながら販売促進のお手伝いができるように、今日から特訓だ!桜祭りの期間中、千葉から友人が遊びに来る予定だから、内地の桜とはひと味違う沖縄の桜を是非とも堪能してほしいと思う。

本部へ行った帰りはものすごく良いお天気で、久しぶりに本島西側のエメラルドブルーの海を拝むことができた。年末年始、どんよりとした天気が続き、沖縄らしい陽気に飢えていたので、やった!!とばかりにウキウキした気分で家路についた。

さて、今年はどんな年にしよう。年明けて読んだ地元紙には、「学力低下」「長寿の危機」「教科書検定」「米軍再編成」など、昨年の問題がそのまま引き継がれて取り上げられていた。一方で、観光客が増加傾向にあるのに加えて、団塊世代の退職組を狙ったリゾートホテルの建設ラッシュの予感。吉と出るか、凶と出るか。沖縄に住まわせてもらっている者としては、プラスなこともマイナスなことも自分の住む地域の問題として、関心を持ち続けていきたいと思う。観光客が喜ぶばかりではなく、沖縄の人が住みよい沖縄であることを願う。(続く)