Amazon.co.jpの取り扱うあらゆる商品を6%引きで買う方法 - A Successful Failure (original) (raw)

現在Amazon.co.jpは5,000万種を超える和書、洋書、CD、DVD、ソフトウェア、ゲーム、家電&カメラ、ホーム&キッチン、おもちゃ&ホビー、スポーツ&アウトドア、ヘルス&ビューティー、コスメ、時計、ベビー&マタニティ、アパレル&ファッション雑貨、食品&飲料、ジュエリー、文房具・オフィス関連商品、DIY・工具、カー&バイク用品、楽器、ペット用品を取り扱っている。

本エントリでは、そのAmazon.co.jpが扱うあらゆる商品を6%引きで購入する方法をお伝えする。それにはマーケットプレイスで扱う商品も含まれるし、送料でさえも6%引きになる。率直に言って、Amazon.co.jpを日常的に利用するユーザであれば、この方法を使わない理由はない。

結論をいえば、Amazonギフト券を使う。現在ネット上ではAmazonギフト券を、券面より5-7%引きで販売する金券ショップが複数存在する。代金を指定の銀行口座に振り込めば、すぐにでもギフト番号がメールで通知されるので、あとはAmazonのサイトにチャージしておけば良い。ギフト券には有効期限が設定されているがおおよそ10ヶ月以上は残っているので、必要な額だけ購入するようにすれば無駄は生じない。

Amazonギフト券取扱業者レビュー

Amazonギフト券を販売する代表的なショップを3店実際に利用してみたので、以下に比較を示す。

| | 雨天 | ギフトダイレクト | チャージ屋 | | | | ------------------------------------------------- | ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | - | | ロゴ | | | | | | 販売価格 | 94% | 1-9万円:95%10-19万円:94%20万円-:93%*1 | 1-9万円:96%10万円-:95%- | | | 最小販売単位(販売額) | 10,000円(9,400円) | 10,000円(9,500円) | 10,000円(9,600円) | | | 納期 | 即日 | 即日 | 数日*2 | | | 支払方法 | 楽天銀行 | ○ | ○ | ○ | | ゆうちょ銀行 | ○ | ○ | × | | | ジャパンネット銀行 | ○ | ○ | × | | | 三菱東京UFJ銀行 | ○*3 | ○*3 | × | | | 住信SBIネット銀行 | ○ | × | × | | | クレジットカード | × | ○*4 | × | | | 営業日 | 年中無休 | 月-金 | 月-土 | | | 注 | *1:ギフトダイレクトの販売価格はほとんど固定だが(変わったのを見たことがない)、日によって変動する。この表は2013年6月23日の販売価格であり、最新の販売価格はサイトで確認のこと。*2:チャージ屋の場合は少額購入であっても事前の購入予約が必要であり、数日待たされることになる。*3:三菱東京UFJ銀行の振込確認は土日は行えないため、週末に振り込んだ場合、ギフト券の送付は月曜日以降となる。*4:クレジットカードでの支払い時には販売価格は98%固定となるため、クレジットカードを使うメリットは殆ど無い。素直に銀行振込みを使うべきである。 | | | |

チャージ屋は最も早くAmazonギフト券の取り扱いを始めた老舗だが、雨天やギフトダイレクトが登場した今となってはAmazonギフト券の購入目的で利用するメリットは無い。雨天やギフトダイレクトが大量入荷により随時Amazonギフト券の即日販売を実現しているのに対し、チャージ屋では事前に購入予約が必要であり必要なギフト券を準備してもらう必要がある。筆者の場合、準備までに1週間待たされることとなった。また販売価格の面でも他の二者に見劣りする。

雨天およびギフトダイレクトの使い勝手にはほとんど差がなく、両方共振込確認が行われれば即日ギフト券を送付してくれる。実際に筆者が利用した場合にも、振り込んだ当日にギフト券が発行された。中でも、雨天は10,000円が9,400円と最も安価に購入可能であり、振込先銀行口座の選択肢も豊富なので、最もオススメと言えるだろう。一方、ギフトダイレクトは大量購入時には雨天を凌ぐ割引率を実現しているため、20万円以上まとめて購入する場合には第一候補となる。

支払い方法はいずれも銀行振込となるが、振込手数料を払っていてはAmazonギフト券を購入するメリットがなくなってしまうので、振込手数料がかからないネット振込を利用すべきだ。いずれかの銀行に口座を作っておくか、もしくは他行宛振込手数料が無料になる条件を満たしておくと良い(参考:銀行振込手数料比較)。ちなみに、ギフトダイレクトではクレジットカードを利用可能だが、クレジットカード利用時には98%の販売額となるため、やはりメリットが無くなってしまう。銀行振込一択と言えるだろう。

万が一、送付されたギフト券が自身のアカウントにチャージできない場合、いずれの業者もその補填を保証している。ヤフオクなどを使えば、より安くAmazonギフト券を入手できる可能性はあるが、いつでも購入可能とは限らないし、利用不能などのトラブルに巻き込まれる可能性もあるので、やはり継続してAmazonギフト券を取り扱っている業者を使うほうが安心である。ギフト券を購入したら当日中に自身のアカウントにチャージして、その有効性を確認しておくのを忘れずに。

Amazonギフト券の使い勝手

Amazonギフト券を使ったことがない人のために、その使い勝手について簡単に説明しておく。詳しくはヘルプを参照してもらいたい。Amazonのアカウントサービスから、Amazonギフト券登録ページに行くとAmazonギフト券のチャージが行える。ここで、電子メールで送付されてきたAmazonギフト券番号を入力して[アカウントに登録する]のボタンを押せば、自身のアカウントにチャージされるわけだ。

筆者のアカウントには今16,216円のAmazonギフト券がチャージされていることが分かる。それぞれのギフト券には発行日から1年間の有効期限が設定されている。ギフト券販売業者から購入した際には1年弱、少なくとも10ヶ月の有効期限が残っているはずだ。その期間内に利用しなければギフト券は失効するので、有効期限の管理は慎重に行う必要がある。ギフト券の有効期限は、残高・利用履歴を確認するからいつでも確認可能だ。

アカウントに一度登録しさえすれば、あとは通常のAmazonの購入と全く同じように買い物をすれば良い。ギフト券に残高があれば、Amazonからだろうと、マーケットプレイスからだろうと、Amazon定期おトク便だろうと、ギフト券チャージ残高から優先的に利用される。チャージされたギフト券の有効期限にばらつきがある場合には、最も有効期限が近い分から優先的に利用されるので、常に必要分をチャージしておくと良いだろう。このチャージの使い勝手の良さは、通常の紙の金券の使い勝手とは大きく異なり、安定的に6%の割引を得ることを可能にする。Amazonを頻繁に利用するのならば、定期的に10,000円ずつチャージしておくのが最も賢い選択だ。

この方法の効果

10,000円分のギフト券を9,400円で購入して、常にAmazonアカウントにチャージしておき、すべての支払いをギフト券で行えば、Amazonのすべての商品は実質6%引きとなる。書籍は再販制があるので通常値引販売されないが、この方法なら6%引きだ。たとえば、次世代ヒューマンインタフェース開発最前線は45,990円もする高価な本だが、実質43,230円と2,760円もお得だ(どうでもよいがこの著者数は何だ?)。

もっとも書籍は生協による購入だと15%引きになるなどより安い入手手段があるので、日用品・食料品や電化製品などのほうがメリットが大きい。Amazon定期おトク便は日用品や食料品の定期購入をAmazonに予約することで最大10%OFFが適用されるサービスだ。近所のドラッグストアで購入するシャンプーなどの日用品はAmazonの方が安いことが多いが、さらに定期便利用による割引が最大10%適用され、その上、ギフト券利用による実質割引が6%かかることになる。これは利用しなければ損というものだろう。

電化製品に目を向ければ、価格.comなどにおいてもAmazonが最安値を提示していることは珍しくない。たとえば、最近話題のデジタル活動計であるJawbone UPは、価格.com - JAWBONE ALP-UPM-OX [オニキス/ミディアム] 価格比較によれば、Amazonが最安値となる12,544円で販売している(2013年6月23日現在)。これでも業界最安値だが、さらにAmazonギフト券による購入を行うことで、実質11,791円まで下がるのである。やはり利用しなければ損というものだろう。

本エントリが仮に過度に話題になると、一時的にAmazonギフト券の供給がタイトになり、価格が上昇するなどの危険性がある。もっとも一blogの影響力なんて全体からすれば極僅かであろうから、あまり心配はしていないのだけど。