文化遺産見学案内所 (original) (raw)
【重要文化財|宝珠院 観音堂】 行き方、参拝のしかた (千葉県 印西市)
宝珠院 観音堂(ほうじゅいん かんのんどう)は、室町時代後期、16世紀の半ばごろに手賀沼近くの丘の上に建てられたお堂です。附(つけたり)に指定されている厨子(ずし。仏像などを安置しておく仏具。観音開きの扉がついた物入れ)や須弥壇(しゅみだん。仏像などを安置する場所)、天井、壁の上部の組物(屋根を支える木の複雑な構造物)の一部に、美しい色彩の装飾が施されていることから、別名「光堂」と呼ばれています。宝珠院は、平安時代前期の9世紀後半に開かれた古いお寺ですが、現在はこの観音堂のみが残っています。昭和9年(1934年)に旧国宝に指定され、戦後、制度改定により改めて国の重要文化財に指定されました。
アクセス
宝珠院観音堂は、緑マーカー10
スマートフォンで地図の右側が見にくい場合は、画面を横向きに
【最寄り駅から徒歩】
北総鉄道 北総線 千葉ニュータウン中央駅 から、徒歩約35分(2.6km)。
【バス】
観音堂から徒歩圏内に、印西(いんざい)市営コミュニティバス「ふれあいバス」のバス停があります。
西ルート(小倉・木刈・永治回り)、小倉バス停(地図・緑4)から、徒歩約5分(350m)。
布佐(ふさ)ルート、永治(えいじ)バス停(地図・緑5)から、徒歩約23分(1.6km)。
ただ、本数が各路線で一日4〜5本程度と少ないです。
また、ふれあいバスの時刻、料金の検索は、各種乗換案内アプリ、Google Mapルート検索機能は対応していません。2024.6
ふれあいバスの運賃支払いには、全国共通交通系ICカードが利用できます。
【駐車場】
宝珠院付属の参拝者用駐車場はありません。
印西市営 松山下公園 駐車場(無料)から、徒歩約14分(1km)。
駐車場入口は地図・緑6。
また、路上駐車ができそうなちょっと広い路肩も近くにありました。
地図・緑7
駐車禁止の標識は付近にはありませんでした。
見学のしかた
宝珠院観音堂の境内の周りには門や塀はなく、お堂の外観はいつでも自由に参拝、見学ができます。
お堂内部の公開や見学については、情報をあたってみましたが見つけられませんでした。
管理人のおすすめポイント
このお寺、というかお堂の場合、建物そのものよりも、その周りの雰囲気が好き、ということに尽きます。のどかな田園風景の中に盛り上がった丘。そこには巨木が生茂る鬱蒼とした森があって、その中に、ひっそりと建つ築400年以上の茅葺のお堂。重要文化財なのに、周囲に人の気配はなく、観光地の雰囲気も全くありません。素朴で、静かで、どこか厳かな感じ。いいですね。また行きたいです。
4 松山下公園の駐車場から観音堂に向かう途中で見つけた、石碑。地図・緑1
5 こちらは、境内に入る入口の案内板。地図・緑2
6 上の画像の案内に従って、暗くて細い道を入っていきます。
7 すると、やがてお堂が見えてきました。
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13 お堂の正面の地面に、こんなのが置いてありました。
これは...何かのお供えでしょうか?
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16 境内には、古い石碑がいくつか建っていました。
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27 お堂の正面から、来たときとは違う階段が丘の下に向かって伸びていました。
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29 階段の周りは、鬱蒼とした林です。人の気配は全くありません。
30 お堂の周りを、ちょっとぶらついてみました。
観音堂がある丘。
31 周囲の田んぼでは、稲がこうべを垂れて、風に揺られていました。
32 訪れたのは、3年前の9月です。
文化財分布マップ
(全国の国宝、重要文化財建造物の詳細位置をプロットしています)
このページは、
千葉県公式サイト
文化庁国指定文化財等データベース
現地案内看板
などの記述を参照しています。
by | 2020-08-15 10:33 | 千葉 |Comments(0)