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スコラ哲学
(
読書
)
【
すこらてつがく
】
キリスト教思想と、アリストテレスを中心とするギリシャ哲学とをどのように調和的にあるいは区別して理解するかを中心課題とした学問。
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サイエンスとサピエンス•2年前
普遍論争と夫婦喧嘩の火だね「あなたは私のことを分かってくれない」と夫婦喧嘩で女性から指摘される男性は多いことであろう。 そうでなくとも、「おまえは俺を理解していない」と詰め寄る友人との仲たがいや「クライアントの都合を把握していないで企画をつくるな」というビジネス・バージョンもある。 心理学や哲学の本を読んで、おまけに「人間とはなにか」をしきりに考える自分としては知識と実践が不釣り合いなのをおもわず反省してしまう。 だが、反省するのはなみの常識人でもできるのだ。 ここは一歩さがって、「普遍論争」という視点からこの理解不足をみつめなおしてもいいだろう。 略して、対人理解の齟齬と呼ぶことにする。 あらかじめ注意しておくけれど…
#普遍論争#夫婦喧嘩#プラトン#スコラ哲学#アリストテレス
ネットで話題
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14ブックマークバロック・スコラ哲学研究会 × 西洋中世学会若手セミナー「西洋中世哲学研究において、なぜ写本を読まないといけないのか」togetter.com
10ブックマーク中世スコラ哲学にちょっと入門 - 死に舞とはいっても趣味で読むレベル。たまたま生協でぶらついて見つけたこの本を読了。 普遍論争 近代の源流としての 山内 志朗 哲学書房から出された本の平凡社ライブラリーへの収録。加筆があり、さらに付録として中世哲学人名辞典というのがついていてコレがかなり良い。すごく便利。 内容はというと、「普遍論争」っての...shinimai.hatenadiary.org
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以太以外•3年前
ヨハネス・スコトゥス・エリウゲナの自然区分論について十七世紀オランダの哲学者スピノザはその主著『エチカ』にて、スコラ学派が使った能産的自然natura naturans・所産的自然natura naturataという用語に汎神論的定義を与えた。スピノザ以前では九世紀のアイルランド出身で西フランク王国で活動したヨハネス・スコトゥス・エリウゲナが汎神論につながる思想を示した。 エリウゲナの著書『ペリフュセオン Periphyseon』では万物は「存在するものと存在しないもの」に分割され、その両者を包括して自然naturaと呼んでいる。この自然は四つの種に区分される。①創造し創造されないものcreat et non creatur、すなわちすべてのも…
#スコラ哲学#無神論
永遠の幸福マインドで今ココを生きる diary•18時間前
意志について ジョン・デューイ『強い意志と弱い意志の主な相違は知的なものであって、それは、どれほど粘り強く十分に結果を考え抜くかという点にある。 ジョン・デューイ『民主主義と教育』(岩波書店)』 心理学にも貢献したと言われるジョン・デューイのフレーズです。 彼の思想や功績はともかく、この考え方には共感します。 人間には、自由意志が与えられています。 それをどのように行使していくのかが課題なのです。 その意志を強く持つのも、弱く持つのも個人の判断です。 また、強い意志を持っていても、それをどの程度表現していくのかという、さじ加減もあります。 その背景にあるもう一つ大切な要素は「思考」です。 これは、大きな個人差が伴います。 …
音楽と本、それからそれから……。•4日前
【愛の◯◯】わたしの背中におとうさんの背中わたしの母は「心(こころ)」という名前だ。わたしの「愛」という名前の中に、「心」という文字が入っている。どうしても自分の名前を入れたかったらしいけど、母の名前がわたしの名前に入り込んでいるのを意識すると、フクザツな気持ちになってしまう。 × × × おとうさんの帰りを今か今かと待っているのだ。日曜の夕方、『笑点』がもう少しで始まる時間帯。帰国した両親が住んでいる一戸建て。弟の利比古が用事で今夜来られないのは残念だけど、おとうさんが帰宅したらすぐに回らないお寿司屋さんに行くことになっていて、とても待ち遠しい。 「なんだかポワ〜ンとした顔してるわね、愛」 ちょっとなによ、お母さん。 ポワ〜ンって、…
不適合者のジャンクヤード•4日前
Chat-GPTに「法然から連想したこと」を聞いた その2 <ミリンダ王と六師の懐疑論> ※21000字程あなた: ミリンダ王の問い とはどんな内容なのでしょう ChatGPT「ミリンダ王の問い」は、古代インドの仏教の経典の一つ『ミリンダパニハ』(Milindapanha)に登場する有名な対話です。この経典は、ミリンダ王(インドのギリシャ系の王であるメナンダ王)と仏教の僧侶ナーガセーナ(Nagasenā)との間で交わされる哲学的な議論を記録しています。 物語の内容は、ミリンダ王が仏教の教えに関して抱いていた疑問や矛盾について、ナーガセーナが答える形で進行します。特に注目されるのは、仏教の教義や、物事の本質に関する問いです。ミリンダ王は、仏教の教えの中で難解だと感じる部分について質問し、ナーガセーナ…
oomimiのブログ•4日前
「土曜散策」2024.11.16By SeimeiWada「土曜散策」2024.11.16By SeimeiWada (pho;三十三間堂「不退転」) ▲命題1 時間と空間によってのみ存立し可能となった数多性。スコラ哲学に習い個体化の原理と名づける。 ▲命題2 数多性として現象することは、同じ一つのものが、それにもかかわらず、異なるものとして現象する。 ▲命題3 表象の最も普遍的な形式つまり主観にたいする客観という形式、それは意志には適合しない。 ▲考察 意志の概念を力のもとに包摂することは、世界の内的な本質についても、ただ一つの直接的な認識を放棄することになる。 山形県鶴岡市・酒田市への チラシのポスティングは 株式会社 遊眠工房 山形県鶴岡市 h…
面白雑学ブログ!•13日前
アリストテレスに関する雑学!「博識の祖」としてあらゆる基礎を築いた人物 Wikipediaより 皆さん、こんにちは! 今回はアリストテレスに関する雑学をご紹介します! アリストテレス(紀元前384年~紀元前322年)は、古代ギリシャの哲学者・科学者であり、西洋思想や科学の基礎を築いた人物として知られています。 プラトンの弟子であり、アレクサンドロス大王の師でもあり、多岐にわたる分野で後世に多大な影響を与えました。 アリストテレスの生涯 アリストテレスは、現在のギリシャ北部のスタゲイラという町で生まれました。 父親ニコマコスはマケドニア王国の医師で、医療や生物学に関心を持つきっかけになりました。 17歳でアテナイに渡り、プ…
rekisiijinの日記•18日前
アリストテレス1. 生涯と経歴アリストテレス(紀元前384年~紀元前322年)は、ギリシャのスタギラで生まれました。彼の父はマケドニアの王族に仕える医師であり、彼は幼い頃から知識を重んじる家庭環境で育ちました。アテネに移り、プラトンのアカデメイアで20年間学びました。プラトンの死後、彼は自らの学派を設立し、後にマケドニアのアレクサンダー大王の教育を担当しました。 2. 業績アリストテレスは、哲学、論理学、生物学、倫理学、政治学、詩学、自然哲学など多岐にわたる分野で業績を残しました。彼の著作には『ニコマコス倫理学』や『政治学』があり、倫理や政治の考察が深められています。また、彼の論理学の体系は「アリストテレス…
Be financial freedom. 経済的自由の探求•1ヶ月前
感想OUTPUT:哲学と宗教全史 を読んだ感想:その3こんにちは、株もっちーです。 金曜日は、本などのINPUTした情報に対するOUTPUTをしていきたいと思います。 要するに読書感想文的な活動ですね。 読んだ本:哲学と宗教全史, 出口 治明 (著) 関連する感想記事 気づいたこと 第7章 キリスト教と大乗仏教の誕生とその展開 第8章(1) イスラーム教とは?その誕生・発展・挫折の歴史 第8章(2) イスラーム教にはギリシャ哲学を継承し発展させた歴史がある 第8章(3) イスラーム神学とトマス・アクィナスのキリスト教神学との関係 第8章(4) 仏教と儒教の変貌 行動したこと AI(ChatGPT4)との雑談 質問: 回答: まとめ ランキング・宣…
Living, Loving, Thinking, Again•1ヶ月前
ratioなど中世哲学入門 ――存在の海をめぐる思想史 (ちくま新書 1734)作者:山内 志朗筑摩書房Amazon山内志朗『中世哲学入門』*1から。 「中世哲学」の基本的用語。 ・規定性(ratio)――ratioというのも中世哲学では頻繁に用いられ、現代人を悩ませる。しかし、中世の人にとっては文脈によって意味は定まり、説明する必要はなかったのだろう。「理性」の意味で使用されることは少ないということは大事であるし、「根拠」の意味で用いられることもあまりない。ratio formalisというのも、スコラ哲学で広く使用される基本用語である。ratio formalisは「あり方、規定性」ということで、深く考…
のりさん牧師のブログ•1ヶ月前
異端運動(キリスト教会史 中世)9. 異端運動 (1)背景 ローマ教会の発展過程では、常に異端は出現する。しかし、格別、司教叙任権闘争がヴォルムス協約(1122年)で終わってから教皇庁の最盛期には特に異端の運動が盛んだった。それは、ローマ教会隆盛の基を開いた司教叙任権闘争が、他方では異端の根源を培ったのであり、フランチェスコとドミニコの托鉢修道会は、この異端に対する防波堤として生まれたものである。 当時、温暖化と農業革命による大開墾と農業の発展、余剰作物によるヨーロッパ内の交易の発達と、十字軍による地中海貿易再開によって、富裕層が出現し、ヨーロッパ各地に都市が急増した。都市の領主である司教・大司教は大部分封建貴族の出身であり…
ある考え方では•1ヶ月前
日本と西欧のパラダイム 〜思想と技術の交錯〜はじめに パラダイムは、特定の時代や社会における思考や理解の枠組みを指す概念で、トーマス・クーンによって広められました。社会や科学、文化の進展において重要な役割を果たし、時代ごとに変化します。ここでは、西欧のパラダイムの歴史を概観し、日本との関わりを探ります。 パラダイム - Wikipedia 2. 古典時代のパラダイム: ギリシャ・ローマの思想 自然哲学と理性 西欧思想の源泉は、古代ギリシャ・ローマに遡ります。ソクラテスやプラトン、アリストテレスなどの哲学者たちは、理性と論理を通じて世界を理解しようとしました。これは「理性的な宇宙観」というパラダイムを生み出し、知識の体系を築きました。 キ…
まだ先行研究で消耗してるの?•1ヶ月前
中世スコラ哲学の記号設置問題はじめに ChatGPTに代表されるような自然言語を操る生成AIが登場するにつれて、記号設置問題(symbol grounding problem)*1の議論が増えてきた。何が問題かといえば、身体を持たない生成AIは、自然言語を操ることはできても、一つ一つの言葉の意味を質料を伴った実在として理解することができないということである。 ある哲学書や形而上学のように、何か地に足のついていない議論というものは胡散臭く感じるものである。ChatGPTが生成する文章は、何かつまらなく感じることがある。それは何故なのかを言い表すのは大変難しいけれども、ここではその内容に生々しさを感じないからだ、とだけ言って…
文系から見る数学の魅力•2ヶ月前
なぜ?フランスの数学者の個性が強すぎる件こちらの記事でも軽くふれましたが、フランスの数学者は個性の強い方が多いように思います。例えばソフィー・ジェルマンは女性ながら数学好きが高じて家族の説得にも負けずに数学の研究に励み、フェルマーは裁判官が本職でありながら数学で歴史に名を残しています。ガロアは才能がありましたが若くして決闘で命を散らすなど、生き方そのものがドラマチックな人が多い印象です。そもそも数学者は世間の価値観に惑わされず、己の道を進むタイプの人が多いですが、フランスの数学者は他にも何か理由があるのでしょうか? フランスの数学者たちのイメージ
Living, Loving, Thinking, Again•2ヶ月前
中世の「志向」中世哲学入門 ――存在の海をめぐる思想史 (ちくま新書 1734)作者:山内 志朗筑摩書房Amazon山内志朗『中世哲学入門』*1 から。 「志向(intentio)」を巡って。日常言語や近代以降の哲学を前提にしていると!?ということになる。 (前略)日本語訳としては「志向」「概念」「観念」などが挙げられる。内容においては「概念」と同じであり、知解作用*2のことでもある。十三世紀に、アラビア語のマアナ(ma’na)、マクル(makul)のラテン語訳として導入され、スコラ哲学の不可欠的基本用語としていたるところで使用された。中世スコラ哲学の核心を一語で表せと言われたら、私はintentioを挙げ…
にんじんブログ•2ヶ月前
真理・存在・意識 + 指向性理論第一哲学・形而上学に先行する学問論 純粋論理学について 認識論について 論理学者の課題・哲学者の課題 現象学という方法 ブレンターノの記述心理学 スペチエス説へ 指向性理論概観:スペチエス説のために 対象理論と内容理論 ブレンターノ指向性理論 第一哲学・形而上学に先行する学問論 個別科学(時空的で因果的な「レアルな学問」)の諸々の形而上学的前提*1に根拠を与えるために、さまざまに提案された形而上学的立場は、いずれもが意識を超越した世界の関係について何事かを述べるのであるが、しかし、意識と独立に成立する存在に対してなにかを言い当てることがそもそも可能なのはなぜなのかという問題が生ずる。 客観的な…
節電で死んだネオンサイン•2ヶ月前
宇宙人アダム・スミス ④そしてわたしたちがふたたびはじめてはなしはじめられるようになるために(完)第三回はこちら。 ajisimidaikon.hatenablog.jp 小林 つまり、荒川さんが最初におっしゃったことに引きつけて言うなら、三つの「場」がある。私は荒川さんとも下條さんとも違う立場ですが、言説を成り立たせている言語の場というものを考えると、これは非常にミステリアスで、どうしても明確にできないんです。でも、私は言語の側に立つ人間だから、謎めいたままにしておいた方がいい、明確にしなくていいと思っているんです。荒川さんは、それを絶対的に明確にしないかぎりわれわれは救われないということをはっきり言っている。また下條さんは科学者だから、それは絶対に明確にすべきだと思っていると思うんです…