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無用の効用 | ヌッチョ・オルディネ (著), 栗原 俊秀 (翻訳) | 2024年書評56

最近は役に立つことや効率が良いことなどがとても重要視されている世界に思います。何か勉強したりすると、それが昇進や進学のためと結び付けられ目的もなく勉強すると何かおかしな雰囲気に思われます。 本書では、これらの社会に対して昔の偉人などの言葉やその背景を踏まえて無用ということの素晴らしさを様々な角度で見ていく内容になっています。 文学、大学、所有することに対して無用であることがいかに重要であるか、とても面白い本でした。 この本では「役に立つ」という言葉の意味を、まったく別の観点から考えてみたい。この世には、実用的な目的にとらわれない、「知ること」そのものが目的であるような知識がある。そうした知識が…