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ローマ教皇

ローマ・カトリック教会の最高位聖職者。Romanus Pontifex
枢機卿による選挙(コンクラーベ)によって選出され、非世襲の終身職。英語では Pope。*1
すべての肩書きは

「ローマ司教・イエス=キリストの代理・使徒の頭(ペテロのこと)の後継者・全カトリック教会の首長・西ヨーロッパ総大司教・イタリア首座大司教・ローマ管区大司教かつ首都大司教・ヴァティカン市国主権者」

歴史

古代キリスト教の伝承によると、初代の教皇は、キリストの12使徒の筆頭であった聖ペテロとされる。
古代キリスト教会において「ローマ司教」が帝国の首都としてまたペテロ殉教の地として指導的な地位を占めるにつれて、6世紀以降、「教皇」の呼称は西方キリスト教会の最高指導者であるローマ司教の地位を表すようになる。
西欧キリスト教会の伝統では、その地位に就いた者は「主イエス・キリストの地上における代理人」とみなされてきた。
その後のキリスト教会の分裂、宗教改革運動などを経た現在、ローマ教皇は「ローマ・カトリック教会」の最高指導者の称号となっている。

現在の教皇

第266代目であるフランシスコ1世 (前名;ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ; アルゼンチン出身; 在位2013年3月から)。南米からの法王選出は初めて。

呼称「ローマ法王」

日本のカトリック教会では、1981年2月のヨハネ・パウロ教皇(当時)来日以来、"Romanus Pontifex"の訳語として「ローマ教皇」を用いることに統一しており、以来マスコミ各社にも「教皇」への統一を呼びかけているが、マスコミ用語としては「─法王」とするのが一般的な状況が続いている。

初ツイート

2011年6月30日、ローマ法王ベネディクト16世のiPadからの初ツイートは下記の通り。

親愛なる友へ、新たなサイトを始めた。主イエス・キリストをたたえよう。祈りと祝福を込めて。ベネディクト16世

※原文は英語、バチカン市国の英語ニュースアカウント(@news_va_en)から発信された

*1:語源は「父」を意味するギリシャ語パッパス、ラテン語パパ。元来は、古代キリスト教会の「司教 (bishop)」に与えられた尊称。

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