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悪魔城ドラキュラ

コナミ(コナミデジタルエンタテインメント)より1986年9月26日に発売されたファミリーコンピュータ・ディスクシステム用アクションゲーム。もしくは、同作を第一作目とする一連のシリーズ作品のこと。
サブタイトル等が付かない同名作品としてMSX2版、アーケード版、スーパーファミコン版、X68000版があるが、単なる移植ではなく、それぞれゲーム内容は異なる。

シリーズ解説

ドラキュラ伝説が残る中世ヨーロッパのトランシルヴァニア地方を主な舞台として、ヴァンパイア・ハンターの一族である主人公が吸血鬼ドラキュラを討伐するため、数々の怪物が巣食う悪魔城内を、敵を倒したり様々な仕掛けをかいくぐりながら進んでいく、横視点スクロールのステージクリア型アクションゲーム。攻撃はメインウェポンのムチと、短剣や聖水、十字架などのサブウェポンで行なう。体力(バイタリティ)+残機制。ゴシックホラーを基調にしたキャラクターや背景などのグラフィックデザイン、重厚かつ荘厳な音楽が特徴。全般的に難易度は高い。
当初はステージクリア型のアクションゲームだったが、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』以降、広大なドラキュラ城の中を探索して装備品やアイテムを収集したり、敵から経験値を得てレベルアップをするなど、アクションRPG的な要素が強い作品が多くリリースされるようになった。
また、初期作品の主人公は基本武器がムチで、ジャンプ中に軌道を変更できないなど重い操作感となっていたが、作品を重ねるに連れて、ムチ以外の武器を扱い、より多彩で軽快なアクションを行うキャラクターが登場している。
1999年に発売された『悪魔城ドラキュラ黙示録』からは、フルポリゴンの3Dアクション作品も制作されている。
海外版のタイトルは、Castle(=城)とTransylvania(=トランシルヴァニア地方)を組み合わせた造語で、『キャッスルヴァニア』(Castlevania)。日本でも2002年からシリーズタイトルを海外版と同じ『キャッスルヴァニア』に改題したが、日本ではこの名前があまり定着しなかったため、2005年に再び『悪魔城ドラキュラ』へと戻された。
また、広大なステージを探索してキャラクターをパワーアップさせていくという『月下の夜想曲』以降のゲームデザイン(ジャンル)は、先駆者である『メトロイド』を組み合わせた造語で、「メトロイドヴァニア」(Metroidvania)と呼ばれている。

ファミリーコンピュータ・ディスクシステム版

ファミリーコンピュータ・ディスクシステム版は1986年9月26日に発売された。Wii/Wii U/ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールで配信されている。
ドラキュラ伝説が残る中世ヨーロッパのトランシルヴァニア地方が舞台。ヴァンパイア・ハンターの一族で、英雄クリストファーの血を引く主人公シモン・ベルモンドが父ゆずりの不思議な力を秘めたムチを手に、100年に1度復活する吸血鬼ドラキュラを征伐するため、悪魔城へ乗り込む。基本的なストーリーは、後述する同名作品のMSX2版、アーケード版、スーパーファミコン版、X68000版でも同じ。
攻撃は基本武器のムチと、短剣や聖水など5種類のサブウェポンで行なう。ムチはアイテムを取得することで2段階のパワーアップが可能。全18ステージ構成。
1993年2月5日にはROMカセット版も発売された。内容はディスク版と同じだが、イージーモードが追加されている。
2004年8月10月、『ファミコンミニ ディスクシステムセレクション 悪魔城ドラキュラ』としてゲームボーイアドバンス移植版が発売された。

MSX2版

MSX2版は1986年10月30日に発売された。Wii Uのバーチャルコンソールで配信されている。
プレイヤーは英雄の末裔シモン・ベルモンドとなって、魔王ドラキュラを倒すべく古城へと向かう。
ハードウェアスクロール機能は縦方向しか持たないMSX2の制約のため、画面はスクロールせず、画面切り替え方式を採用している。
キャラクターや基本的なアクションなどはファミコン版とほぼ共通しているが、マップの拡張やムチ以外の武器、宝箱の設置などファミコン版とは異なる要素が盛り込まれている。また、ステージの時間制限がなく、迷宮状の城内を探索する要素も持っている。全18ステージ構成。コンティニュー機能はない。

アーケード版

アーケード版は1988年2月にリリースされた。
結婚式の最中にさらわれた花嫁セレナを救うべく、シモン・ベルモンドがムチを手に、魔王ドラキュラの棲む悪魔城へと向かう。
ファミコン版、MSX2版と同じく、横視点スクロールのステージクリア型アクションゲームだが、当時の家庭用ゲーム機よりも高性能な基板を使用したアーケードゲームということで、ステージ構成やグラフィック、演出、音楽などは全て新規に作られている。全6ステージ構成。
2006年5月25日、ハムスターより『オレたちゲーセン族 悪魔城ドラキュラ』としてPlayStation 2移植版が発売された。

スーパーファミコン版

スーパーファミコン版は1991年10月31日に発売された。Wii/Wii Uのバーチャルコンソールで配信されている。
英雄の血を受け継ぐ青年シモン・ベルモンドが、先祖から受け継ぐ不思議な力が宿ったムチを手に、魔王ドラキュラ伯爵を討伐するために悪魔城へ乗り込む。
横視点スクロールのステージクリア型アクションゲームで、主人公シモンを操作し、全11ステージを順にクリアしていく。ファミコン版のリメイク的な作品で、ステージ構成やグラフィック、音楽は一新されており、ゴシックホラーの世界観を表現した美しいグラフィックや不気味な音楽が、中世ヨーロッパの古城の雰囲気を演出している。回転・拡大・縮小といったスーパーファミコンならではの機能を生かした演出も盛り込まれている。
ムチは上や斜め方向に打つことが可能となり、リングに引っ掛けてぶら下がったり攻撃を防いだりと、多彩なムチのアクションが楽しめる。

X68000版

X68000版は1993年7月23日に発売された。
横視点スクロールのステージクリア型アクションゲームで、主人公シモン・ベルモンドが先祖伝来のムチや多彩なサブウェポンを駆使しながら、悪魔城を攻略。最後に待ち受けるドラキュラを倒すことが目的となる。X68000の性能を生かした高品質なグラフィックスと音楽を実現している。ファミコン版のリメイク的な作品で、ジャンプ中のムチの真下打ちと斜め下打ちが追加され、ジャンプ中の軌道修正も可能となった。
2001年5月24日、『悪魔城年代記 悪魔城ドラキュラ』のタイトルでPlayStation移植版が発売された。

シリーズ一覧

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