家出のすすめとは 人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)

寺山修司 著『家出のすすめ』より。田中泰延さんに倣えば、服部龍生さんは「聴きたい音を、出せばいい。」

しかし、ともかく、わたしは自分を「それはわたしです」と言い得る簡潔な単独の略号をおもいつきません。ましてや、先生が生徒に、「君はだれ? 何する人? って聞かれたら、すぐ大きな声でわたしは何々です、と答えられるような人間になりなさい」 などと教えているのをみると、どうも不当なことを教えてるような気がしてならないのです。自分は自分自身の明日なのであり、自分の意識によってさえ決定づけられ得ない自発性なのです。(寺山修司『家出のすすめ』角川文庫、1972) 11月はクラスが荒れやすいといわれている時期です。1学期は6月、2学期は11月、そして3学期は2月です。現場の経験則として「いわれている」だけでな…