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源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸1年前

【源氏物語428 第14帖 澪標2】大后は源氏を追い落とせなかったと口惜しく思う。帝は源氏をお召しになり政治についても隔てのない進言をお聞きになる。今日も重く煩っておいでになる太后は、 その中ででも源氏を不運に落としおおせなかったことを 口惜《くちお》しく思召《おぼしめ》すのであったが、 帝《みかど》は院の御遺言をお思いになって、 当時も報いが御自身の上へ落ちてくるような恐れを お感じになったのであるから、 このごろはお心持ちがきわめて明るくおなりあそばされた。 時々はげしくお煩いになった御眼疾も快くおなりになったのであるが、 短命でお終わりになるような予感があって お心細いためによく源氏をお召しになった。 政治についても隔てのない進言をお聞きになることができて、 一般の人も源氏の意見が多く採用される宮廷の現状を喜んでいた。 ☔️🎼雨音落…

#文屋康秀#源氏物語#澪標#明石の中宮#古今集

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18ブックマーク土器小皿に古今集の和歌 平安後期で初―京都:時事ドットコムwww.jiji.com

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源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿1年前

壬生忠岑 〈みぶのただみね〉(30番)古今集 恋・625 🌕 有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし壬生忠岑 みぶのただみね(30番)古今集 恋・625 🌕 有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし 〜あなたと別れたあの時も、 有明の月が残っていました。 あなたと別れてから、 有明の月がかかる夜明けほど つらいものはありません。 💠壬生忠岑💠 みぶのただみね (生没年不明) 平安前期の代表歌人 壬生忠岑は 『古今集』の選者で 三十六歌仙のひとり。 (忠岑の子 壬生忠見も三十六歌仙) 【ふるさと納税】高評価★5.0 高レビュー★ 京都・和小物/一色ちりめんがま口薄型 波なみ柄ブラック ちりめん ポーチ ケース 伝統工芸品 工芸品 ふるさと納税 京丹後市 がま口財布 小銭…

#源氏物語#有明の月#壬生忠岑#あかつき#古今集

源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿1年前

凡河内躬恒 〈おおこうちの みつね〉(29番)古今集 秋🍁 下・277 ❄️ 心当てに 折らばや折らむ初霜の おきまどはせる 白菊の花凡河内躬恒(29番)古今集 秋🍁 下・277 ❄️ 心当てに 折らばや折らむ初霜の おきまどはせる 白菊の花 〜無造作に折ろうとすれば、 果たして折れるだろうか。 一面に降りた初霜の白さに、 いずれが霜か白菊の花か 見分けもつかないほどなのに。 💠凡河内躬恒💠 (おおしこうちのみつね 生没年不明) 平安時代前期に活躍。 歌人としては紀貫之と並ぶほどで、 『古今集』の選者の一人。 三十六歌仙 送料無料 【霜月】 NOW-14 林工芸 間接照明 伝統工芸 手作り 本美濃紙 店舗 旅館 応接間価格: 26290 円楽天で詳細を見る 【 あさきゆめみし 新装版 1巻〜7巻(完結)コミック全巻セット 】…

#凡河内躬恒#心あてに#霜#秋#古今集

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸2年前

壬生忠岑(30番)有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし壬生忠岑 みぶのただみね(30番)古今集 恋・625 🌕 有明の つれなく見えし 別れより あかつきばかり うきものはなし 〜あなたと別れたあの時も、 有明の月が残っていました。 あなたと別れてから、 有明の月がかかる夜明けほど つらいものはありません。 💠壬生忠岑💠 みぶのただみね (生没年不明) 平安前期の代表歌人 壬生忠岑は 『古今集』の選者で 三十六歌仙のひとり。 (忠岑の子 壬生忠見も三十六歌仙) 💠少納言チャンネルは、聴く古典として動画を作っております。ぜひチャンネル登録お願いします🌷 和柄クールドライ冷感Tシャツ「壬生堂」半袖 tシャツ アメカジ 半袖 tシャツ 送料無料 メンズ…

#壬生忠岑#平安貴族#古今集#不老不死#若返り

源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿2年前

大江千里(23番)🍁 月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど大江千里(23番)『古今集』秋上・193 🍁 月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど 〜秋の月を眺めていると、様々と思い起こされ物悲しい。 秋は わたしひとりだけにやって来たのではないのだけど。 大江千里(おおえのちさと。生没年不明) 9~10世紀初頭の人、 大江音人(おとんど)の子 在原業平、行平の甥。 家集に「句題和歌」があります。 💠少納言チャンネルは、聴く古典として動画を作っております。ぜひチャンネル登録お願いします🌷 レディース フックピアス 月 三日月 ムーン ステンレス 低アレルギー ウサギ ネコ 子猫 兎 動物 アニマル ゴールド ラインストーン 可愛…

#古今集#悲しい#大江#百人一首#カルタ大会

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸2年前

乳母をお見舞いした源氏、不思議な出会いをする【源氏物語 36 第4帖 夕顔 2】源氏は乳母に 優しく声かける。夕顔の扇に「心あてに ‥」と歌が書いてある。夕顔の女君に興味を持つ「長い間 恢復《かいふく》しないあなたの病気を心配しているうちに、 こんなふうに尼になってしまわれたから残念です。 長生きをして私の出世する時を見てください。 そのあとで死ねば九品蓮台《くぼんれんだい》の 最上位にだって 生まれることができるでしょう。 この世に少しでも飽き足りない心を残すのは よくないということだから」 源氏は涙ぐんで言っていた。 欠点のある人でも、 乳母というような関係でその人を愛している者には、 それが非常にりっぱな完全なものに見えるのであるから、 まして養君《やしないぎみ》が この世のだれよりもすぐれた源氏の君であっては、 自身までも普通の者でないような誇りを覚えている…

#夕顔#小野小町#古今集#九品蓮台#薫物#心あてにそれかとぞ見る白露の光添へたる夕顔の花

源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿2年前

🍀藤原敏行朝臣(18番) 『古今集』恋・559 🌃住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ🍀藤原敏行朝臣(18番) 『古今集』恋・559 🌃住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ 〜住之江の岸に寄せる波の「よる」という言葉ではないけれど、 夜でさえ、夢の中で私のもとへ通う道でさえ、 どうして貴方は人目を避けて、会いに来てくれないのですか。 💠藤原敏行朝臣(ふじわらのとしゆきあそん。生年不詳~901) 歌人 三十六歌仙の一人 能書家で、 国宝 神護寺 じんごじの梵鐘 ぼんしょうの書は敏行が揮毫きごう 「小野道風(おののとうふう)は空海と並ぶ書家と褒めた」といわれています。 妻が在原業平の妻の妹だったことから、在原業平と親交がありました。 💠藤原敏行が亡くなったと…

#古今集#藤原敏行#紀友則#宇治拾遺物語#国宝

源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿2年前

【在原行平】(16番)『古今集』離別・365 🍀 たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む 🍀神話の地 白兎海岸 【在原行平】(16番)『古今集』離別・365 🍀 たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む 🍀 〜お別れして、因幡の国へ行く私ですが、 因幡の稲羽山の峰に生えている松の木のように、 私の帰りを待つと聞いたなら、すぐに帰って参りましょう。 💠在原行平💠(ありわらのゆきひら。818~893) 平城(へいぜい)天皇の皇子・阿保(あぼ)親王の子 在原業平ありわらのなりひらの異母兄 🌿 文徳天皇の御代の850年ごろ、 過失をおかして一時期須磨に流されたことがされています。 正史には記録がありませんが、 「源氏物語」の須磨巻で、光源氏が須磨に隠退した構想は 行平が…

#在原行平#因幡国#古今集#百人一首#藤原薬子

源氏物語&古典🪷〜笑う門には福来る🌸少納言日記🌸2年前

【阿倍仲麻呂 あべのなかまろ】(7番)🌙天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に いでし月かも【阿倍仲麻呂 あべのなかまろ】(7番)古今集 羇旅・406 🌙天の原 ふりさけ見れば 春日なる三笠の山に いでし月かも 〜広い空を振り仰いで眺めると、美しい月が出ている。 あの月はきっと故郷である春日の三笠の山に出た月と同じ月だろう。 阿部仲麻呂 あべのなかまろ( 701~770年) 若くして優れた学才を現し、仲麻呂十六才の時に留学生として唐に渡りました。 玄宗皇帝に仕え、李白や王維、杜甫らの著名人と交際。 三十年近くの滞在の後、 仲麻呂が五十一歳の時、帰国を願い出て帰路に着きましたが、 その途中で嵐にあい安南に辿り着きました。 阿部仲麻呂は後に再び長安に帰り、唐の地で亡くなりました。 この歌…

#阿倍仲麻呂#古今集#李白#王維#留学生

源氏物語&古典文学を聴く🪷〜少納言チャンネル&古文🌿2年前

猿丸太夫 (さるまるだゆう)5番〜🍁奥山に 紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき『古今集』秋上・215🍁 猿丸太夫 (さるまるだゆう)5番 🍁奥山に 紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 〜人里離れた奥山🍂、散り敷かれた紅葉を踏み分けながら、 雌鹿が恋しいと鳴いている雄の鹿の声を聞くとき、 いよいよ秋は悲しいものだと感じられるよ。 猿丸大夫は、 三十六歌仙の一人。 元明天皇の頃の頃と言われていますがよくわかっていません。 1分音読で若返る🌿〜Enjoying My Life🌱ぜひ、一緒に音読してくださると嬉しいです。 また、アップロード動画 全て再生にすると作業用動画 & 古今東西の文学に触れることができます。 小学生の時、この歌の鹿の声🦌は、どんなのか気になりつ…

#百人一首#猿丸大夫#三十六歌仙#古今集#古今和歌集

リタイアおじさんの介護とシニアライフ1日前

先祖の苗字と屋号~苗字は井村、屋号は久右衛門私は14代目らしい 私の高祖父の名前は「井村貞治」、曾祖父の名前は「〇〇喜一」と言います。 曾祖父の代から今の苗字に変わりました。(プライバシーの観点から苗字は伏せてあります。)苗字を変えた理由は定かではありません。 高祖父と曾祖父の写真は私が生まれる前から実家に飾られていました。 この写真の裏にメモが書かれています。 高祖父は10代(当主)、曾祖父は11代(当主)と書かれています。 これによれば私は14代、長男は15代当主ということになります。(今の時代に当主もへったくれもありませんが・・・) とはいえ、我が家の家系図は伝えられていませんし、見たこともありません。 高祖父は何をもって自分を1…

一朴洞日記2日前

晴耕雨断雨が続くと、草むしりができない。外出も面倒だ。断捨離が少し進む。 劇作家でもあった川島順平教授が、下級生の初級フランス語をご担当なさった教室に在籍したことがある。見事な白髪痩身で、スマートな老教授だった。外国語の習得には極端に不熱心だった落ちこぼれ学生の私とっては、退屈な授業だった。教授が学窓というよりは劇壇のかただということすら、存じあげなかった。 「ぼくがパリィにいたとき、ちょうどアヌイが~」 リーダー訳読の合間の脱線噺で、パリ大学への留学時代のこぼれ噺になった。 おいおい、この人はジャン・アヌイとじかに会ってきた人かい。噺はおだやかじゃねえなぁと、眼を瞠った。いわゆる、一瞬にして耳がダン…

雲心月性...4日前

古今和歌集 恋五 797色見えてうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける 色見えでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける 小野小町 (古今和歌集 恋五 797) 六歌仙、三十六歌仙のひとりで、美女の代名詞とされる小野小町(おののこまち)は、平安時代前期の歌人。社交的で風流な歌い手としても人気の的であったらしいが、実像についてはわからない部分が多く、小野篁(たかむら)の孫という説もある。容貌の衰えを嘆いて詠んだ歌が有名になるなど、伝説がひとり歩きしているというのが本当のところのよう。 tagiri.hatenablog.com 新版 古今和歌集 現代語訳付き【電子書籍】[ 高田 祐彦 ]価格: 979 円楽天…

リタイアおじさんの介護とシニアライフ5日前

実家にあった文書を整理していると・・・古文書を我が家に送ることに 実家の整理中に古文書を見つけました。 koichi68.hatenablog.com 9月28日に実家を正るした際、これらの文書を宅急便で我が家(名古屋)に送りました。我が家でじっくり整理するためです。 全部で12冊になります。 長い間、箱の中に閉じ込められていたので埃まみれです。取り扱う際はマスクが必須です。 持ち帰った文書はいずれも高祖父と曾祖父が集めたものと思われます。 高祖父は江戸時代末期、曾祖父は明治初期の生まれです。 古書が6冊 こちらの文書は小説や論語です。写本や木版印刷の書物と思われます。 これは『一谷嫩軍記』(いちのたにふたばぐんき)の3段目「熊谷…

yachikusakusaki's blog8日前

秋の雨を詠んだ短歌 日本列島を秋雨前線が蔽っていた1日でした. 秋雨の日に日に降るにあしびきの山田のをぢは晩稲(おくて)刈るらむ 良寛 人の歌をくちずさみつつ夕(ゆうべ)よる柱つめたき秋の雨かな 与謝野晶子 秋雨に日の照る沼の広くして向つ茱萸(ぐみ)原風に白みぬ 釈迢空 秋雨や濡れゆく石に耳たててたちどまりゐしが去(い)にたり猫は 木俣修 雑炊を掬いつつ秋のひとり歌なごりの雨の音低くあり 坪野哲久 うつせみの世に生くるわれ憤りも嘆きも云はず秋の雨きく 佐々木治綱今日は午前中から雨がポツポツ. 夜の10時過ぎにはザーッと一雨. https://weathernews.jp/onebox/tenki/kanagawa/14205/ 雨雲レーダーをみると,日本列島を雲が覆っていました. https://tenki.jp/past/2024/10/02/weather/3/16/ 天気図では: しっかり秋雨前線が見えます. https://weather.yahoo.co.jp/weather/chart/ 9月は「暑かった」という記憶しかありませんが,思い返せば,9月中旬以降は,雨が降った日の方が多い一ヶ月でした.ほとんど気にしていませんでしたが,このころ…

yachikusakusaki's blog9日前

秋の雲を詠んだ短歌 真夏日の今日,夕方見た雲は,すじ雲に少しだけ近づいているようにも思います. 白雲に羽うちかはし飛ぶ雁の数さへ見ゆる秋の夜の月 よみ人しらず ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲 佐佐木信綱 水に沈む秋ひとひらの黄色雲音なき寺の庭の真昼日 太田水穂 鱗雲鉄塔の上にひろがれり滑車一つが音立つるのみ 近藤芳美 すぐ軋む木のわがベッドあおむけに記憶を生かす鰯雲あり 寺山修司 目瞑ればまなうら寒くこがしつつ鯖雲ながるるふるさとなりき 河野裕子 よく晴れた,暑い1日.真夏日だったとのこと. 昼すぎの西の空.秋の浮雲と呼ぶのかもしれませんが,真夏の雲といえなくもないような気がします. 全国的に真夏日が続出の1日だったようです. 10月の真夏日は東京は三年ぶりで,仙台では統計開始後はじめてとのこと. https://tenki.jp/forecaster/domoto_yukiyo/2024/10/02/30808.html 来週の半ば以降,ようやく夏を脱出できそうですね. https://tenki.jp/forecaster/domoto_yukiyo/2024/10/02/30808.html そんな1日でしたが,それでも,夕方近く…

yachikusakusaki's blog10日前

秋の空を詠んだ短歌 「薄明」の江の島.深紅の遠景と深い青を楽しむことができた夕方でした. 雲はらふあらしに月のみがかれて光りえてすむ秋の空かな 西行 吹かれ来る煙と雲の過ぎゆくが秋澄むそらの暮れてなほ見ゆ 岡麓 ま澄みにも澄みたる空に白雲の湧きそびゆるはこころ足らはむ 斎藤茂吉 秋の空廓寥(くゎくれう)として影もなし/あまりにさびし/烏など飛べ 石川啄木 秋の空呉越も遠き白雲の吹かるるほどのさびしさとなる 馬場あき子雲多めながら,久しぶりに秋の空が広がった1日でした. 夕方の江の島. 日が沈んで直ぐのいわゆるマジックアワー(日本語では薄明:「うすあかり」ではなく「はくめい」)が始まるころには,東の空も夕焼けが広がります. 西空は,雲がやや多かったのですが,美しい夕焼けと富士を楽しむことができました. 「薄明」の最終盤には,遠くの峰峰の背景は深紅に染まり,空の最後の青さも深みを増してゆきます. 秋の空を詠んだ短歌 (古今短歌歳時記より) 秋霧の晴るる時なき心には立ちゐ空も思ほへなくに 凡河内躬恒 古今集 雲はらふあらしに月のみがかれて光りえてすむ秋の空かな 西行 山家集 吹かれ来る煙と雲の過ぎゆくが秋澄むそ…

「四季」 折々に思いつくまま!10日前

そろそろ猛暑ともお別れ、もう秋! 日本には春夏秋冬があり、四季折々の行事や年中行事があります。 10月は「神奈月(かんなづき)」と呼ばれ、神様を祭る月です。 出雲大社に全国の神様が集まり、各地の神様が留守になる月という説があります。逆に全国の神様たちが集まる出雲の国では「神在月(かみありつき)」といいます。 また、二十四節気では10月8日頃を寒露と言われ、秋の長雨が終わり草木に冷たい霜が宿り始めるころとされています。 朝晩は冷気が冷たくなり、紅葉が色濃くなる時期です。 そして、「金木犀(きんもくせい)」が咲くころで、「金木犀」は「沈丁花」「クチナシ」とともに「三香木」のひとつとされています。 しゅうめいきく(秋明菊)の花が咲く…

wakatankaのブログ11日前

わかたんかこれ 猿丸集恋歌確認39歌 「あき」はかなしき前回(2024/9/9)に引きつづき『猿丸集』歌の再確認をします。(上村 朋)。 1.経緯 2020/7/6より、『猿丸集』の歌再確認として、「すべての歌が恋の歌」という仮説を検証中である。12の歌群を想定し、3-4-38歌まで、すべて類似歌とは異なる歌意の恋の歌であることを再確認した。歌は、『新編国歌大観』より引用する。 今回は、3-4-39歌の二つ目の類似歌2-2-113歌(『新撰万葉集』の歌)を確認する。類似歌とは、当該歌集以前に成立した歌集にある歌本文で仮名表記がよく似た歌をいう。 2.再考の結果概要 (2024/9/30現在) ① 今回歌意を確認したのは2-2-113歌です。 2-2…

「天晴」塾~大学受験国語~12日前

2021年度京都大学国語 文系第二問 石川淳「すだれ越し」★本文展開図① 一人の少女が直撃弾に討たれて路上に死んだ ↑ さういふ死体は、いくさのあひだ、至るところにころがってゐた ↓ (1)後日の語りぐさになるやうなことではない ↓(しかし) わたしはこの小さい事件をおぼえてゐる ↓(といふのは) 私の住むアパートの隣室に少女も一人で住んでいた 少女の倒れたところは、わたしの室の窓からすだれ越しに見える舗道の上 ↓(さういっても)② 少女と口をきくどころか、顔すらろくに見たことがなかった ただ壁を隔てて声を聞いただけ ↓ 少女の歌う声・・・ 歌ふ声に沿ってうとうとと目をさますといふたのしい習慣 音色が青春を告げてゐた 私の束の間の安息 カナリヤの籠 …

「天晴」塾~大学受験国語~12日前

2021年度京都大学国語 文系第二問 石川淳「すだれ越し」★本文展開図① 一人の少女が直撃弾に討たれて路上に死んだ ↑ さういふ死体は、いくさのあひだ、至るところにころがってゐた ↓ (1)後日の語りぐさになるやうなことではない ↓(しかし) わたしはこの小さい事件をおぼえてゐる ↓(といふのは) 私の住むアパートの隣室に少女も一人で住んでいた 少女の倒れたところは、わたしの室の窓からすだれ越しに見える舗道の上 ↓(さういっても)② 少女と口をきくどころか、顔すらろくに見たことがなかった ただ壁を隔てて声を聞いただけ ↓ 少女の歌う声・・・ 歌ふ声に沿ってうとうとと目をさますといふたのしい習慣 音色が青春を告げてゐた 私の束の間の安息 カナリヤの籠 …

いずぃなり14日前

好物は人それぞれに天高し(あ)先日の「月見の会」では、名月がちょうど叢雲に覆われて、会が終わる頃にやっとその姿を愛でることができた。毎年のことながら、出るか出ないか、ほんとやきもきさせる月である。 あるスタッフの曰く、「今年はススキの穂が遅くて、探すのに苦労した」。 そういえば、この時期に咲く彼岸花もまだ見てないな。今年の夏は、それだけ暑さが厳しかったということか。 とか言っているうちに、わが庭にもようやく秋らしさが巡ってきた。いつもの場所に彼岸花がぽつりと咲いた。 我が家の「小さな秋」です。 去年は隣にクロスして咲いたような気がしたが……。 近所をカブで走ってみた。あるある、至るところに彼岸花が咲いてる。赤いメッシュのよ…

gagakuheiwa’s diary18日前

国歌「君が代」の意義皇室とともに 2016.1.28. の記事を再掲 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、「君が代」は、我が国の末永い繁栄と平和を祈念した歌と理解させる。 驚くなかれ、愛西市教育委員会がこう指導すると指導を始めた。 前半は、憲法にある。 いいことも、わるいこともやるという見本だ。 このことは、快挙です。 この方のブログ凄い ご覧になって、国歌「君が代」についての正しい知識を身に付けてください。 文科省の通知の「国旗・国歌の意義を理解させ」とあります。教師が身に付け生徒にしっかりと理解させてください。通知違反は、処分の対象になります。波風立てることを恐れて教育ができますか。法令を守…

超時空要塞キクロス18日前

山風を嵐といふらむ吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ ふくからに あきのくさきの しおるれば むべやまかぜを あらしというらん <吹くとすぐに秋の草や木がしおれてしまうので、山から吹き下ろす風のことを なるほど、「嵐」と言うのだろう> 「むべ」は「なるほど」「いかにも」 「からに」は「~するとすぐに」 嵐を山と風に分けて読み込んだ、言葉遊び的な機知を弄した歌で感動がない ・・・・とシャープの電子辞書にはある。 確かに古今集に収録されているが、百人一首に選られてなければ、ただの頓知の歌で終わってしまうところだった。これが藤原定家の後世への影響の大きさを端的に表す。 我々はつい忘れがちになる(平…

中世文学漫歩21日前

中世文学研究会352夕方から東大中世文学研究会352回例会をオンラインで視聴しました。参加者は30人弱でしょうか。冒頭、先輩の奥田勲さんの訃報を知らされて、ショックでした。 発表の1本目は村瀬空さんの「鎌倉時代における藤原秀能の評価」。秀能は地下でありながら後鳥羽院に高く評価され、新古今集に17首も入集した歌人。「夕月夜潮満ち来らし難波江の蘆の若葉を越ゆる白波」は有名です。後鳥羽院御口伝と井蛙抄の秀能評の食い違いを出発点に、二条家による秀能の評価の上昇は何故なのか、を考察しました。井蛙抄は後世からみた新古今時代、後鳥羽院歌壇の賞賛の傾向が強く、また東国との交流、歌人層の拡大などを経て武家歌人としての評価が上がった…