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日本フットボールリーグ
1999年に発足した日本のアマチュアサッカーリーグ。略称JFL。
主催は公益財団法人日本サッカー協会と一般社団法人日本フットボールリーグ。Jリーグの下部リーグとして構成され、Jリーグ参入を目指すクラブチームにとっての関門であると同時に、アマチュアにとっての最高峰に位置するリーグでもある。J1リーグ、J2リーグに次いで2014年からはJ3リーグ(J3)が発足したが、JFLとJ3は並列であるとされている(J3、JFLともに日本のリーグ構成で3部リーグとみなされる)。
リーグの位置付けを反映して、その内訳は企業チーム、クラブチーム、大学チームとさまざまである。例年春から秋にかけてリーグ戦が行われる。
歴史
1965年〜1992年の日本サッカーリーグ(JSL)、1993年〜1998年のジャパンフットボールリーグ(JFL*1)の後を受け継いで1999年に9チームでスタート。チーム数を随時増加させ、2006年以降は原則18チームで構成されるようになった。
2014年シーズンより、J3リーグ(J3)が発足。JFL参加チームの多くがJ3に参加したため(最終的には9チームがJ3に参加)、新規参加希望クラブを地域リーグ以下から募集し、6チームの新規入会を承認、2014年シーズンは14チームで行われた。2015年シーズンは16チームに増加。
リーグ戦の概要
2013年まで
ホーム・アンド・アウェー2回戦総当たりのリーグ戦で行われ、勝ち点の多い順に順位を決定する方式がとられていた。2006年以降は原則18チームが参加し、全34節で行われる。前後期制を採っているが、前後期合わせた総勝ち点で年間順位を決定しており、前期は天皇杯全日本サッカー選手権大会への出場権決定の為に過ぎない。
降格については、2007年以降は昇格チームや退会チームがない限り、下位2チーム(17位、18位)が地域リーグに自動降格し、全国地域サッカーリーグ決勝大会の上位2チームが自動昇格する。JFLの16位チームは全国地域サッカーリーグ決勝大会の3位チームとの入れ替え戦に回る。
Jリーグ準加盟クラブのJリーグ昇格については、2011年までは年間順位4位以内*2に入り、Jリーグ理事会が承認すれば、Jリーグ ディビジョン2(J2リーグ)に昇格できた。2012年〜2013年は、Jリーグ準加盟クラブであること、クラブライセンス審査を受けてJ2クラブライセンスが付与されていること、JFLで2位以内に入ること、以上3つの条件を満たしたクラブが入れ替え(J2昇格)対象となる。JFLの1位チームは、J2の22位チームに入れ替わって自動昇格。JFLの2位チームは、J2の21位チームとホーム・アンド・アウェー方式のJ2・JFL入れ替え戦に進出する。ただし、J2昇格条件を満たしたクラブがJFLの1位チームのみだった場合、J2の22位とJFLの1位の自動入れ替えのみ実施。J2昇格条件を満たしたクラブがJFLの2位チームのみだった場合は、J2の22位とJFLの2位によるJ2・JFL入れ替え戦が実施されることになる。また、JFLの上位2チームが入れ替え条件を満たしていない場合は、入れ替え自体が行われない。
2014年-
ファーストステージ、セカンドステージの2ステージ制で、各ステージ1回戦総当りのリーグ戦を行い、優勝チームを決める。各ステージの優勝チームにより、チャンピオンシップとして年間チャンピオン決定戦(ホーム・アンド・アウェー)を行う。両ステージの優勝チームが同じ場合はチャンピオンシップを行わない。
年間順位はチャンピオンシップの勝者が1位、敗者が2位となり、3位以下は年間を通した総合成績により決定する。
J3リーグへの参入(昇格)については、「J3スタジアム要件」「J3ライセンス基準」の審査に合格したうえで、JFLでの最終順位が4位以内、JFLに属する「Jリーグ百年構想クラブ」のうち上位2クラブに入っていることが条件となる。
歴代結果
太字はJリーグ昇格クラブ
年度 | 優勝 | 2位 | 3位 | 4位 | チーム数 |
---|---|---|---|---|---|
1999 | 横浜FC | 本田技研 | 水戸ホーリーホック | デンソー | 9 |
2000 | 横浜FC | 本田技研 | デンソー | 大塚製薬サッカー部 | 12 |
2001 | 本田技研 | 大塚製薬サッカー部 | ジヤトコ・TT | 佐川急便SC | 16 |
2002 | Honda FC | 佐川急便東京SC | 大塚製薬サッカー部 | ソニー仙台FC | 18 |
2003 | 大塚製薬サッカー部 | Honda FC | 愛媛FC | 佐川急便大阪SC | 16 |
2004 | 大塚製薬サッカー部 | Honda FC | ザスパ草津 | YKK AP FC | 16 |
2005 | 愛媛FC | YKK AP FC | アローズ北陸 | 栃木SC | 16 |
2006 | Honda FC | 佐川急便東京SC | 佐川急便大阪SC | YKK AP FC | 18 |
2007 | 佐川急便SC | ロッソ熊本 | FC岐阜 | アローズ北陸 | 18 |
2008 | Honda FC | 栃木サッカークラブ | カターレ富山 | ファジアーノ岡山FC | 18 |
2009 | SAGAWA SHIGA FC | 横河武蔵野FC | ソニー仙台FC | ニューウェーブ北九州 | 18 |
2010 | ガイナーレ鳥取 | SAGAWA SHIGA FC | FC町田ゼルビア | Honda FC | 18 |
2011 | SAGAWA SHIGA FC | AC長野パルセイロ | FC町田ゼルビア | 松本山雅FC | 18 |
2012 | V・ファーレン長崎 | AC長野パルセイロ | SAGAWA SHIGA FC | カマタマーレ讃岐 | 17 |
2013 | AC長野パルセイロ | カマタマーレ讃岐 | SC相模原 | FC町田ゼルビア | 18 |
2014 | Honda FC | 佐川印刷京都 | 鹿児島ユナイテッドFC | レノファ山口FC | 14 |
かつてJFLに在籍していたチーム
J3リーグに参入
- FC琉球(2006-2013)
- ブラウブリッツ秋田(2007-2013)
- FC町田ゼルビア(2009-2011,2013)
- ツエーゲン金沢(2010-2013)
- AC長野パルセイロ(2011-2013)
- 横浜スポーツ&カルチャークラブ(2012-2013)
- 藤枝MYFC(2012-2013)
- SC相模原(2013)
- 福島ユナイテッドFC(2013)
- レノファ山口FC(2014)
Jリーグ ディビジョン2に昇格
- 水戸ホーリーホック(1999)
- 横浜FC(1999-2000)
- 大塚製薬サッカー部→徳島ヴォルティス(1999-2004)
- ザスパ草津(2004)
- 愛媛FC(2001-2005)
- ロッソ熊本→ロアッソ熊本(2006-2007)
- FC岐阜(2007)
- 栃木サッカークラブ(2000-2008)
- カターレ富山(2008)
- ファジアーノ岡山FC(2008)
- ニューウェーブ北九州→ギラヴァンツ北九州(2008-2009)
- ガイナーレ鳥取(2001-2010)
- 松本山雅フットボールクラブ(2010-2011)
- V・ファーレン長崎(2009-2012)
- カマタマーレ讃岐(2011-2013)
地域リーグ降格・その他
- 静岡産業大学サッカー部(2000-2002)
- アルエット熊本(2001-2002)
- プロフェソール宮崎FC(2002)
- ジヤトコFC(1999-2003)
- FC京都BAMB1993(2000-2003)
- 国士舘大学サッカー部(1999-2004)
- 佐川急便東京SC(2001-2006)
- 佐川急便大阪SC(2002-2006)
- アローズ北陸(2000-2007)
- YKK AP FC(2001-2007)
- FC刈谷(1999-2009)
- 三菱自動車水島FC(2005-2009)
- 流通経済大学FC(2005-2010)
- アルテ高崎(2004-2011)
- ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ(2006-2011)
- SAGAWA SHIGA FC(2007-2012)
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