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脳死
脳死(brain death)とは、ヒトの脳幹を含めた脳すべての機能が不可逆的に(回復不可能な段階まで)廃絶した状態のことである。
- 脳幹(脳の最下層に位置する)
- 間脳
- 中脳
- 橋
- 延髄
脳死判定基準を用いて、 脳死かどうかを判定する。 基準の詳細は以下の通り。(脳死判定は移植に関係のない、脳死判定の経験のある2名以上の医師で行い、6時間後にも同所見であることが必要である。)
- 脳死判定基準
- 1.深昏睡 JCS300またはGCS3
- 2.瞳孔固定 両側4mm以上
- 3.脳幹反射の消失・・・対光反射、角膜反射、網様体脊髄反射、眼球頭反射、前庭反射、咽頭反射、咳嗽反射(失明、鼓膜損傷などでこれらが施行できない場合は脳死判定はできない)
- 4.平坦脳波 刺激を加えても最低4導出で30分以上平坦
- 5.自発呼吸の消失 100%酸素で飽和したのち呼吸器を外し、動脈血中二酸化炭素分圧が60mmHg以上に上昇することを確認
2回目の判定が終了した時刻を死亡時刻とする。
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