Duc d'Anville expedition (original) (raw)

ダンヴィユ公爵の遠征(ダンヴィユこうしゃくのえんせい)は、アカディア半島(現在のノバスコシアの大部分)再奪還のために、フランスが1746年6月に派遣した遠征隊である。アメリカ独立戦争以前では、アメリカ大陸に派遣された軍勢としては最も大きなものであった。ジョージ王戦争中の、フランスによるアナポリスロイヤル(ノバスコシアの首都、かつてのポートロワイヤル)奪還の試みは、これで4度目であり、かつ最後であった。上陸後は、ケベック駐屯軍の援軍を受けることになっていた。ダンヴィユ公爵は、イギリスからアカディアを奪い返すのみならず、ボストンを火の海にし、ニューイングランドと西インド諸島を破壊するように指令を受けていた。この遠征の知らせは、ニューヨークとニューイングランドを恐怖に陥れた。 この遠征は完全な失敗だった。遠征隊は悪天候に悩まされ、大西洋横断に3か月を要した。艦隊の乗組員や兵士は、遠征隊が(現在のハリファクス港)に到着する前に病気に苦しめられ、ダンヴィユも到着後ほどなくして死亡した。ダンヴィユのあとを継いだ部下たちは、アナポリスロイヤルに襲撃をかけようとしたが、結局は断念してフランスに戻った。

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