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1999年7月 ポーランドのクラコフ~チェコのプラハを旅しました。

ある男性が「プラハの夜景に男泣きした」と聞いて、どれほどの夜景か見に行くために。。

私にとってのプラハはもう一つ大きな意味合いがありました。モーツアルト、ベートーベン、スメタナ、ドボルザーク・・・などクラッシックの巨匠達が愛して活躍した街。。。モルダウ川を前にぜったい「ボヘミアの川よ~モルダウよぉ~」って歌うんだぁっていう気合を胸に、プラハに向かいました。

旅の途中のポーランドでは英語が通じなかったり、寝台車が思いもよらず満席で急遽昼間の電車を乗り継いで7時間かけてプラハに移動したり、プラハについたら何かの休日とぶつかっていてホテルが満室でなかなか見つからなかったり。。といろいろありましたが、なんとか無事プラハに落ち着くことができました。

プラハは街中の教会で毎晩音楽会が開かれていて、クラッシック好きに毎日が天国のようなところでした。。なんといっても、教会で聞いたモーツアルトのレクイエムはすばらしく、天井から降りてくる声の響きに、ただただ涙涙でした。。そして、音楽会が終わる頃ようやく日が暮れて、プラハの町が輝きだすのです。。。

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夜10時ぐらいにようやく空は紺色に黄昏て、カレル橋に明かりがともります。。

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橋の向こうに見えていたプラハ城からのプラハの街を眺める。。赤い屋根と緑。
そして、モルダウ川の悠々とした流れ。。やっぱり歌わずにはいられません(笑)

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こういう石造りの街は、モノクロも絵になりますね。。
カレル橋に集う人々をキリスト像が見守ってます。。

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中世の街並みが残る旧市街 ・・ たくさんの観光客のながれを立ち止まって眺めていると、自分の周りだけがゆっくりとしたストップモーションに感じる瞬間があります。。

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プラハはほんとに古きよきヨーロッパの雰囲気を残していて、街も大きすぎず、クラッシック音楽が好きな方には特にお勧めです。あと、あまり知られていませんが、アールヌーボーの巨匠ミュシャの出身地でもあり、街じゅうにミュシャの残した作品を見ることができます。 特に ミュシャのステンドガラスが印象的でした。

【ポーランドの旅行記について】
このときの旅行では、わざわざポーランドのクラコフ経由で旅しています。
ポーランドのクラコフは映画「シンドラーのリスト」の舞台になったことでも有名です。そうです。。あのアウシュビッツを訪ねるためにポーランドを経由してプラハに行くことにしたのです。。 アウシュビッツの写真を久しぶりに見たら、あの強烈だったインパクトを思い出して、ブログに載せることに躊躇してしまいました。。また別の機会に、ゆっくりときちんと書きたいと思います。。