★セカンドライフ   山奥での暮らし (original) (raw)

前回の"エピローグ"を投稿してから1年と2か月…

皆さん、お変わりなくお過ごしでしたか?
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私達夫婦は慌ただしい日を送っておりました

この度、私達は田舎暮らしを卒業することに決めました

老化による体力や気力の衰えに加え

主人の病気や私の膝の調子も思わしくなく

山仕事や畑仕事どころか、不便な日々の生活も億劫になってきていました

それでもダーリンは

「地元の人はずーっと生活しているのだから、自分たちにもできる」と言っていましたが

地元の人は、産まれてからここに居てここで暮らす知恵も経験もあり

子供や親族も近くに居るから、暮らしていけるのであって

私達に何かあっても、子供たちがすぐに駆けつけられる距離ではありません

いつまでも車の運転ができるとも限らず

何度か子供達にも集まってもらい、話し合いを重ねた結果

名古屋へ戻る決意をしました

当然、この地に残りトマトの専業農家を続けていくトマト屋長男が

この古民家を受け継いでいってくれるものだと思っていましたが

「この家にかかる経費も自分には払っていけないし、夏の草刈りなどの管理もできないからいらない」

との言葉に

手放すことを決心しました

すでに長男はこの家を出て借家に住んでいます

この古民家は、皆さんご存知のように

田舎暮らしを楽しみたい人には羨ましい環境が揃っています

それも、全部、ダーリンと私とで作り上げてきたものであり

二人の想い出がギッシリと詰まっています

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(坂を上がってくると、目の前に広がるこの古民家の姿が大好きでした)

それでも、この家を空き家にしておくこともできず

今でも"串原で!"の田舎暮らしを求めておられる方が、複数居るとも聞き

次の人に想いを繋ぐのも、ここを守るためには有りかな?と決めました

まだ志半ばで、直すべき箇所もあり、DIYをしたい方の欲も満たせます

ダーリンが集めた道具類も置いていきますので、使っていただける方を求めています

良い人が見つかってほしいと思います

「空き家バンク」
(こちらで紹介していただいています)

田舎暮らしを卒業したダーリンと私は

名古屋市郊外の"とかいなか(半田舎)"の地で、セカンドならぬサードライフを始めます

終の棲家となる、そちらでも、夫婦仲良く楽しみを見つけて暮らしていきます

本当に、長く、私達の暮しにお付き合いいただきありがとうございました

皆様の未来も、明るく輝くことをお祈りしております

長い冬を超え、花々が美しく彩るころに

私達は次のステージに飛び出します