アリアニコ (original) (raw)
アリアニコ(イタリア語:Aglianico、[aʎˈʎaːniko])は、黒ブドウ品種のひとつである。バジリカータ州やカンパーニア州など、イタリア南部で栽培される。 このブドウの原産地はギリシャであり、イタリア南部への移住者によって持ち込まれたと言われている。名前の由来は、ラテン語で「ギリシャのブドウ」を意味する“vitis hellenica”の転訛であるという。“Apulianicum”(古代ローマ時代におけるイタリア南部域全体のラテン語での呼称)が語源であるとの説もある。アリアニコは古代ローマ時代に作られていた、Falernian wineと呼ばれるワインの主要な品種であるが、これは今日のワインと同じようなワインとしては歴史上初めて作られたものであると言われている。 ワイン学者であるDenis Dubourdieuは「アリアニコは最も長くにわたって消費されてきた歴史を持つブドウ品種である可能性がある」と述べている。