アルピン朝 (original) (raw)
アルピン朝(Alpin dynasty)は、843年から1034年まで続いたスコットランドの王朝。ダルリアダ王といわれるアルピンを始祖とする。 アルピン朝時代の約200年間については詳しいことは伝わっていないが、この間、ヴァイキングやイングランド小王国からの侵略を受けた。また、王位継承においては、「長子相続」ではなく「タニストリー」という制度をとり、王家の一族の中からふさわしい者が王として選ばれた。そのため、前王を殺害して王位に即くというケースが続いた。マルカム2世はこのタニストリーを廃止したものの、自身には娘2人しかおらず、結局2人の娘の子孫の間で殺戮による王位継承が繰り返されたが、最終的には長女ベソックの子孫がアサル朝としてスコットランド王位を継承した。