インナーゲーム (original) (raw)

インナーゲーム(inner game)とは、勝負において、競技者の外側の世界で実際に行われるアウターゲーム(outer game)に対して、競技者の心中で行われるもうひとつの勝負のこと。テニスコーチのが、レッスンを通して考案し、1974年に著作 "The Inner Game of Tennis" の中で発表した考え方。ガルウェイは、心の中のインナーゲームに勝つことが、アウターゲーム(実際の勝負)に勝つための近道であるとしている。 ガルウェイは、ヒューマンポテンシャル運動の中心地エサレン研究所のスポーツセンターにおり、自己啓発セミナーの(エスト)の創始者ワーナー・エアハードのコーチをしていた。ガルウェイのインナーゲームは、人間性心理学、仏教、スポーツ心理学、無意識のプログラミングという考え方をまとめたものと評価されている。ガルウェイ自身は、単にテニスのレッスンの中で見つけたことに過ぎないとしている(「新インナーゲーム」)。 テニス競技において発案されたものだが、現在ではスキーやゴルフなど他の多くのスポーツの上達に、さらに音楽演奏や、ビジネスにおいても有効であるとされ、ガルウェイによる関連書籍が出版翻訳されている。また、コーチングへの影響も大きい。