エルゲネコン (original) (raw)
エルゲネコン(英語: Ergenekon)とは、トルコの軍・治安部隊に浸透しているとされる世俗主義・愛国主義的な秘密結社につけられた名前である。トルコ政府はこうした大規模な武装した反政府グループが存在し、テロ活動や政府の転覆を企んだと非難している。 一部の人々は、エルゲネコンは「国家の中の国家」の表面であると信じている。このような「国内国家」の陰謀論は、1996年のススルルク事件以来、トルコの人々に支持されてきた。訴えられたエルゲネコンのメンバーとされる人々は、知識人、政治家、軍人などを暗殺し、社会不安を広げ、政治的な右翼と左翼の対立を煽り、爆発物などで恐慌を作りだし、最終的にはトルコの現政府を倒すことをもくろんでいたと告発されている。一方で、ある裁判執行官は、一連の事件はトルコの教育・慈善団体であるギュレン運動とつながりがあり、同運動によるトルコ軍への陰謀があったとしている。