オリエンテーリング (original) (raw)

オリエンテーリング(英語:Orienteering)は、地図とコンパスを用いて、山野に設置されたポイント(コントロール)をスタートから指定された順序で通過し、フィニッシュまでの所要時間を競う野外スポーツの一種。19世紀中頃スウェーデン軍が訓練の一環として始めたといわれる。日本ではしばしばOLと略される。これは、オリエンテーリングの語源であるドイツ語の「Orientierungslauf(方向を定めて走る)」を略したものである。 重要なのは、「走る競技」ということであり、レクリエーションのイメージではなく、クロスカントリー競走のイメージで捉えた方が実際に近い。クロスカントリー競走との違いは、走るコースがすべて決められているわけではないところ。 また1990年代以降、スキーによるスキー・オリエンテーリングや自転車によるサイクル・オリエンテーリング(特にマウンテンバイクを用いるマウンテンバイク・オリエンテーリング)や読図と現地の解釈の精度を競う競技であるトレイル・オリエンテーリング、も普及している。これらと区別するために、従来からのクロスカントリー走に基づくオリエンテーリングをフット・オリエンテーリング(Foot Orienteering)と呼称する場合もあり、それぞれの略称はフットO(FootO)、スキーO(SkiO)、マウンテンバイクO(MTBO)を用いる。

thumbnail