オルダ・ウルス (original) (raw)

オルダ・ウルス(ulūs-i ūrda)は、ジョチの長男のオルダを始祖とする政権。モンゴル帝国を構成する遊牧国家(ウルス)の一つで、ジョチ・ウルスの左翼部に相当する。13世紀から15世紀にかけて東はイルティシュ川上流域から西はシル川下流域(ほぼ現在のカザフスタンに相当する)に至る一帯を支配したが、15世紀後半にウズベク・ハン国とカザフ・ハン国に分割される形で解体した。 一般的にはアク・オルダ(白帳汗国)の名称でも知られるが、近年ではキョク・オルダ(青帳汗国)こそが正しい名称であるとされており、書籍では両者が混在する状態にある。

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