カール・ウィックランド (original) (raw)

カール・オーガスト・ウィックランド博士(Carl August Wickland,1861年2月14日 - 1945年11月13日)は、スウェーデン生まれの米国精神科医。妻アンナを霊媒とし、霊界の医療団(Mercy Band マーシーバンド)とともに精神病の治療を行った。 ヴェステルノールランド県リーデン生まれ。青年期まで父から家具職人と時計職人の技術を学んだ後、1881年に渡米。1896年にはアンナ・W.・アンダーソンと結婚してシカゴに移住、ダラム医科大学で精神医学を専攻して1900年に卒業した。1909-18年には国立シカゴ精神病学会の会長を務め、その後ロサンジェルスに移住し、国立精神病学会の研究機関で精神科医として働いた。 ウィックランド博士が心霊現象に興味を持つようになったきっかけは患者だった。 心霊現象を調べるため交霊会に出席するうちに、妻のアンナに優れた霊媒能力があることがわかり、やがて妻を通して、霊界の医療団から治療に協力するよう要請を受ける。人間に憑依した霊は混乱した精神状態にあり、感覚的にも地上人に近く、霊界の医療団を見たり声を聞いたりできず、治療を受けることもできない。そのため、一度博士の妻の体を借りて霊を説得する必要があるという。 次に、霊の生前の様子を聞いて問題点をはっきりさせ、それを乗り越えて霊界に行くよう説得する。