カール・ウィルソン (original) (raw)
カール・ディーン・ウィルソン(Carl Dean Wilson、1946年12月21日 - 1998年2月6日)は、アメリカ人のミュージシャン。ザ・ビーチ・ボーイズのオリジナル・メンバーである。リードギター担当。メンバーのブライアン・ウィルソンは長兄、デニス・ウィルソンは次兄にあたる。 立派な体格と「天使の歌声」と称されるほどの美しい歌声の持ち主で、「グッド・ヴァイブレーション」、「神のみぞ知る」、「ダーリン」、「アイ・キャン・ヒア・ミュージック」、「ブレイク・アウェイ」、「サーフズ・アップ」等、数多くの曲のリード・ヴォーカルを務めた。また、ソングライターとしても一定の才能を持ち、「」、「」、「」などの佳曲を残した。 「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第20位。 1970年代に入り、ブライアンが精神疾患等の理由によりバンド活動から遠ざかってしまうと、代わってカールがバンドの中心人物となり、音楽性の面でも運営面でもバンドを主導した。特にヴォーカリストとしての成長が著しく、パワー唱法をも身に着け、失われたブライアンのファルセットに代わる、ビーチ・ボーイズの新たな魅力となった。社交的な性格故に、外部のセッション・ワークにも多く参加するようになった。