ガングラン (original) (raw)
ガングラン(Gingalain)はアーサー王伝説に登場する円卓の騎士。ガウェイン卿の息子とされ、中世のロマンスには彼の物語が多く残されている。通称は版によって異なる場合があるが、ル・ベル・アンコニュ(Le Bell Inconnu)、ザ・フェア・アンノウン(The Fair Unknown)。どちらも表記がフランス語か英語かの違いであって、意味するところは「無名の美男子」。英語版では『』に登場し、知られている。フランスでは、ルノー・ド・ボージュ(Renaut de Beaujea)の『ル・ベル・アンコニュ』 、現存はしていないが13世紀の写本、『Gliglois』で主人公を務めている。はっきりとはしていないが、『Gliglois』はガウェインの息子である人物、あるいはその他のフェア・アンノウンの物語群に属するものと考えられている。