グレイ伯爵 (original) (raw)
グレイ伯爵(グレー伯爵、英: Earl Grey)は、連合王国貴族の伯爵位。1806年にチャールズ・グレイ陸軍大将が叙位されたことに始まる。彼はそれに先立つ1801年にホーウィックのグレイ男爵に叙されており、伯爵叙位の際にホーウィック子爵にも叙されたのでグレイ伯爵にはこの二つの爵位(ともに連合王国貴族)が付属する。さらに1808年には2代伯チャールズが伯父から(ホーウィックの)準男爵(グレートブリテン準男爵位)を継承したため、以降はこの称号もグレイ伯爵位に付随する。伯位の法定推定相続人は儀礼称号としてホーウィック子爵と称する。 紅茶のアールグレイは、イギリスの首相も務めた2代伯チャールズに由来する。またカナディアン・フットボール・リーグのプレーオフ優勝チームに与えられるグレイ・カップは、カナダの総督であった4代伯アルバートが寄贈したものである。 グレイ伯爵家はかつてノーサンバーランドにあると(Fallodon Hall; ファロドン・ホール)を邸宅としたが、現在はどちらもグレイ伯爵家の手を離れている。