ザルカ川 (original) (raw)

ザルカ川(Zarqa、アラビア語:ナハル・エッ=ザルカー, نهر الزرقاء, Nahr ez-Zarqa)はヨルダン西部を流れる川でヨルダン川の支流。険しく深い渓谷をなし、ヤルムーク川、アルノン川などと並ぶヨルダン川東岸の大きな支流の一つ。ザルカ川とは「青い川」の意味であるが、ダマスカスとメッカを結ぶ道の途中にあるザルカの砦の近くを通るからともされる。 旧約聖書にも登場するヤボク川(Jabbok、ヘブライ語:נחל יבוק)は、現在のザルカ川に同定されている。 ザルカ川(ヤボク川)の源流はヨルダンの首都アンマン付近にあり、北へ流れた後、西へ向きを変える。ヨルダン川東岸の険しい山地(旧約聖書ではギレアド Gilead またはギレアデと呼ばれる)の東部に発しその中を東西に貫くザルカ川(ヤボク川)は、途中キング・タラール・ダムで人工湖を形成した後、ステップ地帯の中の険しい渓谷を抜けヨルダン川沿いの盆地に出て、ゲネサレトと死海の間でヨルダン川に合流する。長さ100km余りのザルカ川(ヤボク川)はヨルダンの重要な水源だが、水量の減少や汚染などの問題を抱える。

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