シェイク・サイード (original) (raw)
シェイク・サイード(フランス語:Cheikh Saïd、Cheik-Saïd, Shaykh Sa'īd)は、イエメンの南西部の半島であり、対岸にはペリム島がある。シェイク・サイードはバブ・エル・マンデブ海峡に面している。 1920年に、シェイク・サイードは「重要な電信局のある上陸場所として優れた場所」と評された。遅くとも1970年には『プチ・ラルース』は「1868年から1936年までのフランスの植民地」であると説明していたが、フランスはそれについて正式な管轄権や主権を主張したことはない。 1868年に地元のシェイクから国を購入したマルセイユのラボー・バザン社は1870年に貿易拠点を設立しようとしたが、当時、イエメンを支配していたオスマン帝国の反感を買い、1871年末に土地への権利を維持しながらも、この地から撤退した。その後のフランスではシェイク・サイードが歴史や地理の地図帳、教科書、さらには辞書にフランスの植民地であるか、フランスの植民地であったと記述されていたが、実際には、併合したり占領したりすることはなく、この地を領土として主張することさえなかった。しかし、が著書のTour du monde des terres françaises oubliéesで言及しているように、ラボー・バザン社がフランスへ権利を譲渡したことは特筆に値する。