シロキネの戦い (original) (raw)
シロキネの戦い(シロキネのたたかい、英: Shyrokyne standoff(訳:シロキネの膠着))とは、ウクライナ東部紛争(ドンバス戦争)中の2015年2月から7月にかけて、戦略的に重要なドネツィク州の支配をめぐり、アゾフ連隊率いるウクライナ軍とロシアが支援するドンバスの親ロシア派分離主義勢力との間で行われた戦いである。シロキネはマリウポリ市境から東に11キロメートルの位置にある。 2015年2月10日、アゾフ連隊は、マリウポリ市周辺のドネツク人民共和国と連携する親ロシア派分離主義勢力を押し返すためにシロキネを奇襲した。シロキネはマリウポリのウクライナ軍占領地域からちょうど10キロメートルに位置しており、分離主義勢力にとってマリウポリ攻撃のための集結地(発進地点)として使われていた。さらにドネツク人民共和国がドネツィク市を支配している間、シロキネはドネツィク州の行政の中心地として機能していた。2015年7月3日、ドネツク人民共和国軍がシロキネから撤退して戦いは終結し、同地域で停戦が宣言された。