スタッキズム (original) (raw)

スタッキズム(Stuckism[ˈstʌkɪzəm])は1999年にとが創始した国際的な芸術運動で、コンセプチュアル・アートに対するフィギュラティヴ・アートの優越とその価値の称揚を主張として掲げる。13人のイギリス人アーティストたちが始めたこの運動は、2017年5月には52ヶ国236グループまで広がった。 チャイルディッシュとトムソンは新しいアート集団の創設にあたり複数のマニフェストを掲げている。最初のものが「スタッキズムは本物の追求である」から始まる20ヶ条のスタッキスト宣言(The Stuckists)である。そのほかにもリモダニズム(Remodernism)などの有名なマニフェストがあるが、必ず批判の対象となっているのがポストモダニズムである。彼らの目的は、モダニズムの真の精神を取り戻すことであり、スタイル、テーマ、メディアが何であろうと精神的な価値を持ったアート作品を製作することである。別のマニフェストでは、自分たちの運動をアンチ・アンチ・アートと定義している。それはつまりアンチ・アートの否定であり、アートの肯定である。 スタッキズムの作品には絵画が多いが、アーティストによっては写真、彫刻、映画、コラージュなども製作している。いずれスタッキストであればコンセプチュアル・アートと「エゴ・アート」に心から反対していることに変わりはない。

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