タトラ山脈 (original) (raw)
タトラ山脈(ポーランド語、スロバキア語:Tatry)は、ポーランド南部からスロバキア北部に広がる山脈。ポーランドとスロバキアの国境に位置し、両国の自然的国境を形成している。東西約55km、南北約17kmでうち約80%がスロバキア領、残りの20%がポーランド領に含まれる。スロバキアを象徴する山であり、スロバキアの国歌(Nad Tatrou sa blýska、稲妻がタトラの上を走り去り)にも歌われている。 16世紀には、で金の採掘が行われていた。1944年のスロバキア民衆蜂起の際に、タトラ山脈はパルチザンの拠点となった。また、20世紀に入ってタトラ山脈の観光地化が進められ、避暑地、ウィンタースポーツの施設が点在する地域となった。ポーランド領のザコパネ、スロバキア領のなどが避暑地として知られている。スロバキア領では、多くの電車やバスの発着地であるがヴィソケー・タトラへの入り口となっている。タトラ電気鉄道でポプラドと結ばれているスタリー・スモコヴェツが、滞在の拠点となっている。からは、タトラ山脈で3番目に高いロムニツキー・シュティートの山頂に向かうロープウェイが運行されている。