チャプリナ (original) (raw)

チャプリナ(ボスニア語:Čapljina、クロアチア語:Čapljina、セルビア語:Чапљина)は、ボスニア・ヘルツェゴビナ南部の町、およびそれを中心とした基礎自治体である。同国のうち、クロアチア人やボシュニャク人を主体とするボスニア・ヘルツェゴビナ連邦に属しており、ヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県に含まれる。クロアチアとの国境に面しており、アドリア海まで20キロメートルに位置している。 ネレトヴァ川が市域を横切って流れ、クロアチア国境を越えるとまもなくプロチェ付近でアドリア海へと注ぎ込む。町の象徴となっているのはトミスラヴ王の像である。カトリック教会のアッシジのフランチェスコ聖堂も町の象徴的な建造物である。自治体の紋章(自治体公式サイトを参照)はクロアチアの市松模様、市内の歴史的集落ポチテリ(Počitelj)、アッシジのフランチェスコで構成されている。市内は考古学的遺産と手付かずの原生林に富んでおり、農業観光などの開発が進められている。また、ヨーロッパきっての野鳥の多様性に富む(Hutovo Blato)も市内に含まれる。国境をはさんでクロアチア側に位置するメトコヴィチ(Metković)からも程近く、両都市の経済的結びつきは強い。

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