チャプルテペク (original) (raw)

チャプルテペク(Chapultepec)はチャプルテペクの森(Bosque de Chapultepec)ともいい、メキシコシティにある公園。メキシコ最大の都市公園のひとつで、約686ヘクタールの面積を持つ。チャプルテペクの丘と呼ばれる岩山を中心とするこの公園の主要な機能はメキシコシティ都市圏の環境資源である。チャプルテペクは酸素をメキシコ盆地に満たす樹木を持ち、メキシコシティの最古かつ最重要な「肺」と考えられている。先コロンブス期から人が住み、ランドマークと考えられていた。当時はアステカの統治者たちの静養地だった。植民地時代にはここにチャプルテペク城が建てられ、後にメキシコ元首の公邸として使われた。1934年に公邸は同じ公園内のロス・ピノスに移転し、2018年まで使用された。 チャプルテペクの森は3つの地区に分けられる。第1地区がもっとも古く、人気も高い。この地区にはチャプルテペク城、チャプルテペク動物園、メキシコ国立人類学博物館、ルフィーノ・タマヨ博物館などの主要な施設が集中しており、年に1500万人の訪問者がある。このため2005年から2010年までかけて大規模な再整備が行われた。政府はビジネス・オフィスや巨大駐車場の建設を許可している。

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