テュネル (original) (raw)
テュネル(トルコ語: Tünel、トンネルの意)は、トルコのイスタンブール新市街(金角湾の北側)の地下を走るケーブルカー。カラキョイ駅とベイオール駅を結んでいる。ロンドン地下鉄に次いで世界で2番目、ユーラシア大陸では最初に開業した地下鉄である。 イスタンブールのヨーロッパ側(ボスポラス海峡西岸)の新市街の地下を走る。ガラタ橋近くのカラキョイ駅から坂上のベイオール駅までの全長573メートルで、高低差60メートルの勾配を1分半かけて時速約25キロメートルで上下する。世界一短い地下鉄とされることもある。車両は2編成使用され、交走式(つるべ式)のケーブルカーで単線。交走式ケーブルカーであるため、中央部分にある短い複線区間で列車交換を行う。 開業は1875年で、世界で2番目に古い(ユーラシア大陸では初)地下鉄であるが、地下ケーブルカーという特殊な方式であるため、世界で2番目(ユーラシア大陸初)の地下鉄としてはハンガリーのブダペスト地下鉄1号線(地下鉄として唯一世界遺産に登録)があげられることも多い。