トランジット系外惑星探索衛星 (original) (raw)
トランジット系外惑星探索衛星(英語: Transiting Exoplanet Survey Satellite, TESS)とは、NASAのエクスプローラー計画で打ち上げられた宇宙望遠鏡で、ケプラー宇宙望遠鏡の400倍の面積をトランジット法を用いて観測することで太陽系外惑星を探索することをミッションとする。ファルコン9ロケットに搭載されて2018年4月18日に打ち上げられ、公転周期が13.7日の地球周回軌道へ配置された。TESSのファーストライトは2018年8月7日に行われ、2018年9月17日に公表された。 TESSは、2年間の主ミッションの過程で、目標とされた恒星の周囲を公転してトランジットを起こす太陽系外惑星を約1250個、さらに最終的には観測領域内にある他の恒星の周囲を公転してトランジットを起こす太陽系外惑星を13,000個検出する見込みであった。2022年8月24日の時点で、TESSは5845の太陽系外惑星候補を発見し、そのうち234がこれまでに確認されている。2020年7月4日頃に主ミッションは終了したが、拡張ミッションに移行して引き続き観測を行っている。