ハンガリー王冠領 (original) (raw)

ハンガリー王冠領(ハンガリーおうかんりょう)、正式にはハンガリーの聖イシュトヴァーンの王冠諸邦(ハンガリーのせいイシュトヴァーンのおうかんしょほう、ドイツ語:Die Länder der Heiligen Ungarischen Stephanskrone;ハンガリー語:Szent István Koronájának Országai/A Magyar Szent Korona Országai;クロアチア語:Zemlje krune Svetog Stjepana;スロバキア語:Krajiny Svätoštefanskej koruny)は、ハンガリー王国とその従属邦の集合体を指す国制概念。1867年にオーストリア=ハンガリー(二重帝国)の二重国家体制が成立して以降、非公式には帝国のハンガリー側半分(ungarische Reichshälfte)と呼ばれた。また主にオーストリアの官公庁では、「ライタ川の向こう側の地域(外ライタ)」を意味するトランスライタニエン(Transleithanien)という通称で呼ばれた。これは、二重帝国のハンガリー王冠領に含まれない地域を指してツィスライタニエン(内ライタ、「ライタ川のこちら側の地域」)と呼んでいた慣習と対応している。

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