バハムート (original) (raw)

バハムート(アラビア語: بهموت‎, Bahamūt, Bahmūt)は、中世イスラムの世界構造の概念における世界魚またはクジラ(大海蛇とされる場合ある)。 イスラムの宇宙誌文献には、神が荒ぶる大地を天使に背負わせたが定まらず、天使の足元に岩盤を、岩盤を支える世界牛を、牛を乗せる大魚を、という配列で、安定を達成できたと説かれている。 バルフートという異表記も一部の宇宙誌に見える。最古の文献によれば本名はルティーヤー(Lutīyā)で、バルフートは添え名、バハムートはあだ名とされる。

thumbnail