ペスト (original) (raw)

ペスト(百斯篤、百斯杜、ドイツ語: Pest、英語: plague)とは、ペスト菌による感染症。症状は、発熱、脱力感、頭痛などがある。感染して1-7日後に発症する 。感染者の皮膚が内出血して紫黒色になるため、黒死病(こくしびょう、英語: Black Death、ドイツ語: Schwarzer Tod)とも呼ばれる。 感染ルートや臨床像によって腺ペスト、肺ペスト、敗血症型ペストに分けられる。人獣共通感染症かつ動物由来感染症である。ネズミなど齧歯類を宿主とし、主にノミによって伝播されるほか、野生動物やペットからの直接感染や、ヒト―ヒト間での飛沫感染の場合もある。感染した場合、治療は抗生物質と支持療法による。致命率は非常に高く、治療した場合の死亡率は約10%だが、治療が行われなかった場合には60%から90%に達する(これはエボラ出血熱の40〜70%よりも高い)。 日本の感染症法では一類感染症に指定されている。なお、一類感染症では唯一の細菌感染症である。

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