ホーレ・フェルスのヴィーナス (original) (raw)

ホーレ・フェルスのヴィーナス (Venus vom Hohlen Fels, vom Hohle Fels)は2008年にドイツの近郊で発見された後期旧石器時代のヴィーナス小像。この時代はじめの初期オーリニャック文化でつくられたと考えられ、年代的にはおよそ3万5千年から4万年ほど前にあたる。描かれているのはおそらくヨーロッパにかつて分布した新人であるクロマニヨン人の姿である。疑いようもなく旧石器時代では最古の美術品であり、あるいはより一般的な先史時代の造形美術としても最も古い。テュービンゲン大学では2011年の段階でもこの小像の調査が続いているが、いずれこの地域から出土した他の発掘品もふくめてシュヴァーベンに新たに建設予定の博物館におさめられる予定である。

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