マリアローザ・ダラ・コスタ (original) (raw)
マリアローザ・ダラ・コスタ(Mariarosa Dalla Costa、1943年 - )は、イタリアの自治主義フェミニスト。特にセルマ・ジェームスとの共著 "The Power of Women and the Subversion of the Community"はマルクス主義フェミニズムにおける古典として知られる。 資本主義において、これより以前は労働として認識されていなかった家事を、生産労働に必要な再生産労働として定義し、金銭的補償から排除され、不可視化されている家事労働についての議論のきっかけとなった。 社会主義に基づくフェミニズム団体Lotta Femministaのメンバーとして、ダラ・コスタは、イタリアにおける労働者主義としてWorkerismを発展させる 。 1972年にパドヴァで結成されたInternational Feminist Collectiveの共同設立者であり、「家事への賃金を要求する国際運動」の先駆けとなった 。