マークスの山 (original) (raw)
『マークスの山』(マークスのやま)は、高村薫の小説。警部補である合田雄一郎を主人公とした推理小説。合田雄一郎シリーズの第1作にあたる。 1993年3月に早川書房で単行本として刊行された。のち、2003年1月に講談社より文庫判が上下2巻で刊行された。文庫本化にあたっては全面改稿されている。その後、2011年8月に講談社版を底本として新潮社からも文庫判が上下2巻で刊行された。 小説の累計販売部数は100万部を超え、大ベストセラーとなった。 1995年4月に崔洋一監督、中井貴一・萩原聖人主演で映画化され、2010年10月にWOWOW連続ドラマW枠で上川隆也主演でテレビドラマ化された(なお、両方とも原作との相違点がある)。 小説は、第109回(1993年上半期)直木賞を受賞、1993年に「このミステリーがすごい!」1994年版国内編第1位を獲得した。