ムザッファル・クトゥズ (original) (raw)

アル=マリク・アル=ムザッファル・サイフッディーン・クトゥズ(アラビア語:الملك المظفّر سيف الدين قُطُز 転写:al-Malik al-Muẓaffar Sayf ad-Dīn Quṭuz, ? - 1260年10月24日)は、エジプトを支配したマムルーク朝の君主(スルターン、在位:1259年 - 1260年)。クトゥズは1260年のアイン・ジャールートの戦いでイスラーム勢力の指揮を執り、モンゴル帝国に対して勝利を収める。カイロへの帰還の途上、クトゥズは部下のバイバルスによって暗殺され、スルターンの地位を奪われた。在位期間の短さにもかかわらず、イスラーム世界から好評を得ているマムルーク朝のスルターンの一人に数えられ、イスラーム史上でも高い地位を獲得している。

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