ヴァンゼー (地区) (original) (raw)
ヴァンゼー(独: Wansee ドイツ語発音: [ˈvanˌzeː])は、ドイツのベルリン最西端の地区のこと。行政区分はベルリン市内自治区シュテーグリッツ=ツェーレンドルフ区に属し、その南西部に位置する。域内にはハーフェル川沿いに湖が2つあり、広い方が「大ヴァン湖」(独: Großer Wannsee)、狭い方が「小ヴァン湖」(独: Kleiner Wannsee )と通称されヴァンゼー橋が間をつなぐ。広い方の湖面は2.7 km2、最大深度9 m。代々のホーエンツォレル家が狩猟をたしなんだ館には親アメリカの社会科学系学術機関が本拠を置き、ロシア皇后になった王女の望みを聞き入れて19世紀初頭に築いたロシア風の一画には教会と大型の木造家屋があり、結婚式をあげる人々の間で著名。