仙台牛タン焼き (original) (raw)
仙台牛タン焼き(せんだいぎゅうタンやき)は、宮城県仙台に始まった牛タン料理。戦後、庶民の外食産業から発展したものであり、仙台のご当地グルメとして知られている。やや厚切りにした牛タン焼きと、麦飯、テールスープ、浅漬け、味噌南蛮(唐辛子の味噌漬け)をともに提供する「牛タン定食」が定番である。 牛肉食文化が近代になって普及した日本だが、畜産副産物として牛解体時に生じる正肉以外の部分、モツ(内臓)をも食べる習慣の広がりとも相まって、牛タンは広く親しまれた食材となった。先端部分(タン先)と裏側(タン下)などの固い部位を除いたタンを輪切りにして焼くのが一般的で、塩味のタンは一般にタン塩(タンしお)と呼ばれ焼肉店でも提供されることが多い。仙台牛タン焼きの場合は、店員が塩味やタレをつけた牛タンを炭火等で焼いて出し、そのまま食べる。レモン汁はつけない。また、塩味とタレでは圧倒的に塩味が多い。