八窓庵 (original) (raw)
八窓庵(はっそうあん)は、北海道札幌市中央区の中島公園にある茶室である。当初は近江国小室城(滋賀県長浜市)に建てられていた。重要文化財(1936年9月18日指定)。 小堀政一(遠州)の作と言われ、「遠州三茶室」の一つとされる。 茶室忘筌席(ちゃしつぼうせんせき)、旧舎那院忘筌(きゅうしゃないんぼうせん)とも呼ばれる。茶室正面には、遠州自筆と見られる「忘筌」の扁額が掲げられており、茶室忘筌席(忘筌茶席)を正式名称とする説もあるが、一般には京都・孤篷庵の茶室・忘筌と区別するために旧舎那院忘筌の名称が用いられている(「忘筌」とは、「茶筅の手を忘れる」の意で、作者遠州の満足感を示すものと言われる)。