太陽系外惑星の発見方法 (original) (raw)
本項では太陽系外惑星の発見方法について述べる。惑星は自ら光る恒星と比べて、非常にかすかな光を反射しているに過ぎないため外部から見ると非常に発見しにくい天体である。例えば、太陽のような恒星は、惑星が反射する光の約10億倍の明るさを持つ。そのようなわずかな光を検出するという本質的な難しさに加え、恒星の光が惑星からの光をかき消してしまう場合もある。こうした理由から、2014年4月までに発見された太陽系外惑星のほとんどは直接観測されていない。 太陽系外惑星の発見方法には惑星を直接観測することで発見する直接法(英語: Direct method)と、惑星が恒星に及ぼす影響などから間接的に惑星を発見する間接法(英語: Indirect method)とに分けられる。現在の観測技術で太陽系外惑星を直接観測することは困難であり、2020年時点で存在が知られている太陽系外惑星の大部分は間接法によって発見されている。