奥出阜義 (original) (raw)
奥出 阜義(おくで あつよし、1944年 - )は日本の陸上自衛官、元防衛大学校教授、日本の戦略教育の第一人者。零戦研究家。特に古代カルタゴの将軍ハンニバルの戦略研究のスペシャリスト。 1964年防衛大学校に第12期生として入学し、零戦の開発者として知られる堀越二郎教授に師事する。同期生には、先崎一(元統合幕僚長)、野中光男(元東北方面総監・情報本部長)、(元自衛艦隊司令官)、(元防衛大学校教授)などがいる。 卒業後、陸上自衛隊に入隊し、航空操縦士となる。飛行隊長として、雪山遭難者など数々の人命救助を成功させる。陸上自衛隊航空学校教官、陸上自衛隊幹部学校教官を歴任し、米国海兵隊にも研修入隊する。1998年から2000年まで防衛大学校教授を務め、防衛大学校生や防衛庁幹部に対して戦略・戦術の理論や実践の教育訓練にあたる。マップマヌーバー(図上戦略演習)を用いた戦略演習法を国内では先駆的に開発し、その普及に努める。 西元徹也(防衛大臣補佐官)、岡田邦彦(早稲田大学大学院客員教授)、伊藤博(弁護士法人フェニックス代表)等と特定非営利活動法人国際戦略シナジー学会の設立に携わり、一般学と戦略学とを総合・相乗させるリーダーの育成を目指して、首都大学東京、日本経営士会、CKS(株)戦略シンクタンク、在日チュニジア大使館等でハンニバル戦略MMセミナー等の講演・演習や執筆などの活動を行なっている。