孤語 (original) (raw)

孤語(こご)、ないし、ハパックス・レゴメノン(hapax legomenon、 ([ˈhæpəks lɪˈɡɒmɪnɒn]、[ˈhæpæks]、[ˈheɪpæks]、複数形はハパックス・レゴメナ (pl. hapax legomena)、hapax (pl. hapaxes) と略記)は、コーパス言語学において、ある言語で書き記されたすべてのテキスト全体なり、特定の作家の作品群や、特定のひとつのテキストの中など、一定の文脈の中で、1回だけ出現する単語である。時として、不正確な使い方として、ある作家の特定の1作品の中だけに現れる語を、その作品で複数回現れていてもこのように言うこともある。ハパックス・レゴメノンは、ギリシア語で「一度だけ言われた」を意味する「ἅπαξ λεγόμενον」を、ローマ字表記にしたものである。 これに関連する表現として、「ディス・レゴメノン (dis legomenon)」、「トリス・レゴメノン (tris legomenon)」、「テトラキス・レゴメノン (tetrakis legomenon)」があり、「ディス ([ˈdɪs])」、「トリス ([ˈtrɪs])」、「テトラキス ([ˈtɛtrəkɪs])」はそれぞれ2回、3回、4回その単語が現れることを意味するが、実際に使われることは少ない。

thumbnail