成層圏突然昇温 (original) (raw)
成層圏突然昇温(せいそうけんとつぜんしょうおん、英:Sudden stratospheric warming または Stratospheric sudden warming, SSW)とは、日々の気温変化が緩やかな成層圏において、突然気温が上昇する現象のこと。突然昇温。北半球では寒候期にあたる秋〜春に発生する。数日間で20K(ケルビン)程度の上昇が起こるが、時に50K以上の急激な上昇が起こることもある。一方、下降に転じるときはその速度が遅く、気温が元に戻るまで1 - 2ヶ月程度かかる。 ドイツでラジオゾンデによる成層圏の観測を行っていたベルリン自由大学のシェルハーク(Richard Scherhag)が1952年、成層圏の気温が数日で40℃以上も上昇したことを発見したのが最初である。