法然上人知多二十五霊場 (original) (raw)
法然上人知多二十五霊場(ほうねんしょうにんちたにじゅうごれいじょう)は、愛知県の知多半島に広がる、法然が勧めた念仏を称えてめぐる霊場である。 法然上人行状絵図(勅修御伝)第三十七巻には 「法蓮房申さく、古来の先徳、皆その遺跡有り。然るに、今精舎一宇も建立無し。御入滅の後、いずくももてか、御遺跡とすべきやと。上人答え給はく、後を一廟にしむれば、遺法普ねからず。予が遺跡は、諸州に遍満すべし。故如何となれば、念仏の興業は、愚老一期の勧化成り。されば念仏を修せん所は、貴賤を論ぜず、海人魚人が、とまやまでも、皆これ、予が遺跡なるべしとぞ、応せられける」 とあり、「念仏の声するところ、わが遺跡なり」と示されている。2011年(平成23年)に法然上人八百回忌を縁に開創される。