牙の子ら (original) (raw)
『牙の子ら』(きばのこら、Children of the Fang)は、アメリカの作家による短編ホラー小説。2014年に『ラヴクラフトの怪物たち』のために書き下ろされ、2019年に単行本と共に邦訳された。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの『廃都』(『無名都市』)の関連エピソード・続編。 収録単行本『ラヴクラフトの怪物たち』にて、怪物「蛇人間」を担う。正確には『廃都』の爬虫類生物たちは蛇人間とは異なっており、クトゥルフ神話が成立してから後付けで関連付けられた存在であると、訳者が注記している。 単行本は、ラヴクラフトのパスティーシュ「ではない」作品を選んで収録しており、菊地秀行は単行本解説にて、堂々とラヴクラフトの怪物が登場しているがそれも「「お世辞だけ」と独自の道を歩んでいるように感じられる」と評している。