聖母子と二人の天使 (リッピ) (original) (raw)

『聖母子と二人の天使』(せいぼしとふたりのてんし、伊: Madonna col Bambino e due angeli, 英: Madonna and Child with two angels)は、ルネサンス期のイタリアの画家フィリッポ・リッピが制作した絵画である。テンペラ画。画家の最も有名な作品で、制作年は不明だが、ほとんどの美術史家はフィリッポ・リッピのキャリアの最後の部分の1450年から1465年頃に描かれたことに同意している。工房の手を借りずに制作された数少ない作品の1つであり、サンドロ・ボッティチェッリの作品群を含む、それ以降の聖母子画の表現に大きな影響を与えた。現在はフィレンツェのウフィツィ美術館に収蔵されており、そのため美術史家の間では一般に『ウフィツィの聖母』(The Uffizi Madonna)と呼ばれている。

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